ワンネス 943号  2019/03/03発行

心の中の「鬼」は外!
三里木保育園

 三里木保育園で2月1日(金)、節分会が行われ、園児たちが怖い鬼たちに立ち向かいました。
 豆まきに先立って、園児たちに「今日はなにをする日?」「悪いものってなに?」「鬼の嫌いなものは?」など、節分の説明があり、うめ組のはるかちゃんは、この日のために折り紙で作った豆入れを手に、「自分の心の中の『おしゃべり鬼』をやっつけたいです」と話してくれました。
 「みんなで鬼退治、がんばるぞー!」と、元気に声を上げた後、年少の3組の教室に、鬼に扮した3〜5歳児が登場。楽しく豆まきを行いました。その後に登場した大きな赤鬼・青鬼に、年少児たちは泣きながら教室内を逃げ回ったり、保育士の陰に隠れたり、大パニックでしたが、年長児たちは果敢に鬼に立ち向かい、見事に鬼を退けました。

 

 


備えあれば…
北新山区

 北新山区は同区公民館で1月27日(日)、防災訓練を行い、区民約80人が参加しました。
 午前10時、菊池広域連合 泉ヶ丘消防署から訪れた3人の隊員が、災害時の心得や消火器の取り扱い方を説明した後、水消火器を使った消火訓練を行いました。続いて公民館内に移動し、救急救命訓練を実施。3体の訓練用人形を使いAED(自動体外式除細動器)の使い方や心肺蘇生法を学びました。
 また、ハイゼックス(災害救助用炊飯袋)を使った炊き出し訓練も行われ、炊きあがった無洗米はカレーと共においしくいただきました。区長は「ていねいに詳しく教えていただきましたが、1回で習得するのはなかなか難しいと思います。区としても訓練を繰り返し、習熟度を高めていきたいと思います」と、話されました。

 

 


おはなしの世界へようこそ
冬のおはなし会

 菊陽町図書館ボランティア「おはなしの森さんさん」の冬のおはなし会が2月10日(日)、同図書館視聴覚室で行われました。
 会場にはたくさんの親子連れが来場。おはなし会は、絵本の読み聞かせ「月人石」や語りで「こぶとり」、大型絵本で「ノラネコぐんだんパンこうじょう」、ブラックパネルシアターの「かちかちやま」など、楽しいプログラムでした。
 親子で参加した未来さんと稟菜ちゃん(2歳)は「娘はブラックパネルシアターは初めてで『きれい』と言っていましたし、パンこうじょうの絵本も喜んでいました。歌遊びも一緒に歌って親子で楽しみました」と話されていました。

 

 


  三里木区  たわらや酒店 宇野功一

(149)日本最北端の酒蔵
国稀(くにまれ)酒蔵訪問記 その1

◆留萌本線 留萌駅下車
 本来ならば九州から鉄道を乗り継いで渡道を試みたいところでしたが、週末を利用して北海道を巡るとなると、飛行機を使わざるをえませんでした。
 2月10日(日)、札幌から旭川の手前に、深川という駅があります。深川から日本海の港町の留萌まで伸びる全長50.1qのローカル線・留萌本線に家族4人で乗り込みました。2両編成のディーゼルカーは、定刻の午前11時10分に深川駅を出発。一面真っ白の石狩平野から小高い山を登り始めました。峠下駅から下り勾配となり、およそ1時間で、12時7分に留萌駅に到着。

   

 昭和62年3月に訪問して以来、32年ぶりの留萌駅訪問。当時は留萌が終着駅ではなく、そこから増毛駅と日本海沿いを北上する羽幌線が伸びていましたが、廃止となり、駅前もすっかり寂しくなってしまいました。ここからバスで約30分、旧増毛駅へ。2年前に留萌〜増毛間が廃止となり、バスが唯一の交通手段となってしまいました。13時9分、旧留萌駅前に降り立つと、日本海側から突風で、雪が体に勢いよく当たり、吹雪の歓迎を受けました。このバス停から徒歩で350m、国稀(くにまれ)酒造へ。駅前の商店街なのですが、冬季営業するお店はなく、ただただ雪がふぶいている人気のない街でした。気温は−15℃で今年一番の寒気も歓迎してくれました。

■日本最北端の酒蔵「国稀(くにまれ)」
 熊本から2300q。日本酒を醸造している最北端の酒蔵が國稀(くにまれ)酒造です。  
 江戸時代、北海道には酒蔵が存在していませんでした。明治になり、北海道開発が行われ、酒蔵がぽつぽつと産声を上げました。北海道内で日本酒を造る蔵は15社。面積の割に酒蔵がないのはそのためです。
 木造2階建ての風格のある建物。蔵の中は、外のふぶいているところと違いあたたかく感じました。「いらっしゃいませ」と國稀酒造・佐藤敏明さんが出迎えてくれました。長年、酒蔵に仕えて、番頭さんのような存在です。「今日は、札幌ゆきまつりの会場へ、社員総出で出張していますので、私が案内をします」とのことでした。玄関があり、帳場があり、奥に通路が伸びて、その奥に土蔵の酒蔵をこしらえた、日本海沿いの酒蔵に共通する様式の建物でありました。帳場から女性の事務員さんが、酒粕をお湯で溶いて温めた甘酒を出してくれました。
 吹雪で冷えた体を、体の中から温めてくれる甘酒のおもてなしはとても嬉しく、そしておいしかったです。
 厳冬の最北端の酒蔵訪問記、次に続きます。


元気ハツラツ発表会
菊陽町東部町民センター

 菊陽町東部町民センター主催の第35回発表会が2月10日(日)、同センター多目的ホールで開催されました。
 開会行事の後、「男の料理教室」の田村さんが開会宣言し、ステージ発表がスタート。キッズエアロビクスやふれあいサロン、3B体操、大正琴教室などの発表があり、会場を沸かせていました。また、ホール内には、小学生書道教室や季節の花の寄せ植え教室などの展示もあり、来場者の目を楽しませていました。
 キッズエアロビクスの紗朱さん(小2)と絢音さん(小4)は「何度か失敗したけど頑張って踊りました。楽しかったし、チームワークも良かったです」と笑顔いっぱいで話してくれ、民踊教室の浜本さんは「緊張しましたが無事に踊ることができました。毎月第2・4火曜日午後から楽しみながら練習しています。興味のある方は気軽に遊びに来ませんか」と話されました。

 


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編集後記

 先日、大阪城と宝塚市へ行ってきました。今回の旅の本命は、梅田芸術劇場で宝塚歌劇団OGが演じる「ベルサイユのばら45」を観劇すること。大阪城では、戦国時代の豊臣秀吉の生きざまを肌でじてきました。宝塚では残念ながら舞台を見ることは出来ませんでしたが楽しい旅となりました。(N.T)