ワンネス 952号  2019/05/12発行

懐かしい歌に心を込めて   ナツメロ歌謡彩

 外村歌謡教室ひ・ふ・み会(外村信子代表)が主催する「第8回 ナツメロ歌謡彩」が4月21日(日)、菊陽町図書館ホールで開催されました。
 この歌謡彩は、歌謡教室に通う生徒たちと一般の方たちが『昭和時代の懐かしい歌を皆さんで歌い継ぎ、交流を深めよう』と企画。130人が出演し、昭和時代の想い出深い曲を熱唱しました。また、会場では募金活動もあり、会員と当日の来場者から寄付金110,897円が集まり、菊陽町社会福祉協議会へ高齢者の方々が楽しんでいただくための「安全ソフトダーツ」や「ラダーゲッター」などのレクリエーション室内用具の購入費用に充てられました。
 来場した緒方文子さんと米村磨理子さんは「毎年必ず見に来ます。普段は聞けない曲をたくさん聞けて楽しかったです」と話され、出演した河北幸一さんは「91歳です。この年になって歌えるということは嬉しいです。一日の生活の中で、緊張したりすることは大切です。年老いても人間は挑戦する気持ちを忘れてはいけないので、これからも歌い続けます」と話されました。

    


あでやかに舞う    春のおどり

   

 SAN企画(坂本ゆきのり代表)が主催する「第34回 春のおどり」が4月7日(日)、菊陽町図書館ホールで行われました。
 菊陽町や熊本市などから37プログラムに約40人が出演し、「祇園小唄」や「お梶」などの曲に合わせ日本舞踊を披露しました。曲に合わせて金屏風や柳の木などの舞台セットもあり、華やかに舞台を演出していました。また、特別ゲストの舞踊・歌謡歌手 相原ひろ子さんの歌謡ステージもあり、新曲「藍染川」などを披露しました。
 来場者の方は「小さい子どもさんもすごくお上手で感動しました。先が楽しみです。衣装もステキで見て楽しみました」と話されていました。出演した満永有希くん(小6 熊本市)は「4歳の頃から日舞を習っています。少し失敗してしまいましたが、うまく踊れたと思います。もっとお稽古をして頑張ります」。馬場功世さん(道明区)は「曲のタイトル『おやじの背中』のごとく、哀愁を漂わせながら背中を見せての踊りは難しいです。でも、気持ちよく踊れました」と話されました。


熱唱しました
吉本カラオケミニ発表会

 三里木区の吉本フレンドカラオケ(吉本ケイ子代表)のミニ発表会が4月16日(火)、同カラオケ会場で行われ、自慢の喉を披露しました。
 参加したのは、地元菊陽町や大津町、熊本市、合志市のカラオケ愛好家25人。会場では「男の人生」や「望郷山河」「さざんかの宿」などが歌われました。
 今村さんは「83歳です。『波止場気質』を歌いました。気持ち良かったです」と話され、「男の人生」を歌った相馬さんは「緊張しましたが楽しく歌いました」と笑顔でした。吉本代表は「皆さんが楽しく一日を過ごしてもらえるように、毎月1回ミニ発表会を行っています。元気いっぱい歌っていただきうれしいです」と話されました。

 

 


  矢原正治

(145)セキショウ ショウブ科

 4月末から5月6日までの連休はストレス解消ができましたか?

 今月の薬用植物は、セキショウを取り上げます。昔はサトイモ科でしたが、現在はショウブ科に分類されています。和名を石菖(セキショウ)と言い、清流の流れる谷川の淵などに群生していますが、庭で鉢に植えていても育ち、10年以上、元気で鉢に密生した状態で生きています。
 日本以外では中国からヒマラヤ山脈の、温帯〜暖帯に分布すると記されています。ショウブに比べると小型で、葉は20〜50p位で光沢があり、剣状です。熊本市内では3月中旬、桜の咲き始める頃に棒状の花を咲かせます。全体に芳香があり、葉を切ると気が落ち着くような香りがするので好きです。
 薬用としては根茎を用います。生薬名を石菖蒲(セキショウブ)と言い、中国では、味は辛く、性は微温。痰を除く、気を整える、血を活(イ)かす、風を散らす、湿を去る等の効能があるとされ、聴力障害、腸や胃を温め、健胃・鎮痛作用があり、四肢の湿麻を除く等に用いるようです。また、芳香性健胃、駆虫、鎮静、鎮痛を目的に、胃痛、腹痛、リウマチ等に用いられます。また、昔から「頭が良くなる薬」「健忘症に効く」として用いられました。
 漢方処方で、枕中丹(チンチュウタン)があり、「石菖蒲、遠志、竜骨、亀板」の4種類の生薬からなり、心神不安、健忘失眠 の治療を目的に、心血虚による動悸、驚きやすい、不眠、健忘の改善に用いるようです。民間では、健胃、鎮痛、腹痛に1日量5g位を煎じ、1日3回に分けて服用。抗真菌性があるので、外用薬にも用います。浴剤として、足腰の冷え、筋肉痛、関節痛、捻挫、打ち身等にも良いようです。薬用酒(1リットルに100〜150g)も作れます。
 大分県の別府温泉の鉄輪(カンナワ)にある、鉄輪の蒸し湯があります。普通の蒸気サウナではなく、セキショウの葉を敷いた上に身体を横たえ、ジワジワと温泉蒸気とセキショウの葉の成分で体を温めます。痛み、ストレス解消には大変良いのかなと思います。

 5月の子どもの節句の日(5月5日)に、ショウブ湯の習慣がありますが、古くはセキショウの葉を用いたようです。しかし、ショウブが身近で栽培できるようになってからは、ショウブ湯が主流になっています。

 胃を弱らせて夏バテ(胃バテ)をしないよう、楽しい、母の日、父の日をお迎えください。


この春赴任された菊陽町内の小学校の校長先生をご紹介します。

菊陽西小学校 草場ルミ子校長 58歳
 

・前任校
 大津町立美咲野小学校
・趣味
 ジョギング、ゴルフ、スキー、ショッピング、ドライブ、ガーデニング、などなど。「いくつになってもチャレンジ!」がモットーです。
 

・地域の皆さまに一言
 全校児童957人でスタートしました。大規模な宅地開発もあり、児童数が1000人を超える日もそう遠くはないかもしれません。私も校区内に住んでおり、現在28歳の娘と26歳の息子も菊陽西小にお世話になりました。地元の学校に勤務できることを大変光栄に思っています。子どもたちが「菊陽西小に通えてよかった」。保護者の皆さんが「菊陽西小に通わせることができてよかった」。地域の皆さんが「菊陽西小が地域にあってよかった」と思っていただけるような学校にしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

菊陽南小学校 冨永義浩校長 58歳

・前任校
  菊陽中部小学校
・趣味
  健康づくりのための運動(主にジョギング・ウォーキング)、旅行(最近京都に行ってきました)。家庭菜園(ジャガイモ、玉ネギ、ナス、キュウリ、ピーマン、トマトなどを育てています)。

・地域の皆さまに一言
  菊陽南小学校は私の母校です。子どもたちが純朴で、地域の方々は温かく、とても協力的であることを知っています。そんな子どもたちや地域の良さを先生方にも伝えながら、子ども・先生・保護者、そして地域が一体となった教育を進めていきたいと思います。
 母校で、子どもたちの教育ができる幸せを感じながら、これから出会う子どもたちのために最善を尽くします。ご協力よろしくお願いします。

菊陽北小学校 中畑公宏校長 56歳

・前任校
 菊陽南小学校
・趣味
 大河ドラマをじっくり見るのが趣味です。毎週「いだてん」を楽しみにしています。最近ゴルフを始めました。まだまだ修行が足りません。


・地域の皆さまに一言
 全校児童351人、教職員33人でスタートしました。入学式の日に校門に立つと、保護者の皆さんのあいさつ運動があっていました。交差点にも地域の皆さまが子どもたちの安全のために立たれていました。地域の中でとても大切にされている学校だと強く感じました。
 学校・保護者・地域が一体となって「夢に向かって、人を大切に、挑戦し続ける北小っ子」の育成を目指して頑張ります。
 よろしくお願いします。


 堤 勇治巡査長 46歳

 

 平成20・21年度にこの駐在所で皆さまにお世話になり、新元号「令和」とともに戻ってまいりました。
 地域の皆さまの安全・安心を守るため、宮村 聡巡査長ともども頑張ります。よろしくお願いします。


クリスマスローズ

 いつも花びらは5枚ですが、今年は8枚付きました。大変珍しいですね。
(Hさん)