ワンネス 963号  2019/09/01発行

親子で脳トレ!
菊陽町働く婦人の家

 菊陽町働く婦人の家(三里木町民センター内)で8月1日(木)、毎年夏の恒例イベントである菊陽町働く婦人の家利用者連絡協議会(山本会長)主催の「第23回 親子交流会」が行われ、この日は託児を利用しながら各講座を受講している親子11組、34人が参加しました。
 山本会長のあいさつの後、「ワンコ塾」主宰林一子さんによる「親子で脳トレ」の実践、親子ゲームが行われ、速音読やジャンケンゲーム、数字遊び、リズム遊びなど、親子で手、指、足そして脳をフルに使って真剣に集中して楽しんでいました。
 ゲームの後は、保育士による大型絵本「だるまちゃんとかみなりちゃん」の読み聞かせや「オリジナルマイうちわつくり」を楽しみ、子どもたちは持ち前の創造力を働かせてステキなうちわを作り上げました。
 参加したそういちろう君(5才)とさなさん(4歳)は「むずかしいゲームもあったけど、ぜんぶたのしかったよ」と嬉しそうに話してくれました。
 親子でしっかり向き合い、笑顔あふれる交流会になりました。

文・写真提供 菊陽町働く婦人の家

 

 


多彩な作品を展示
茄子の会

 茄子の会(山部代表)の作品展示会が7月27日(土)から8月4日(日)までの期間、お菓子の香梅 ドゥ・アート・スペース 光の森店で開催されました。
 会場には油絵、切り絵、エコクラフトなど個性的で多彩な作品を多数展示。また、この日は来場者を対象にお楽しみ抽選会も行われました。山部代表は「お越し頂いた多くの来場者の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。日頃の創作活動の発表の場である展示会があると会員の創作意欲も湧くんですよ」と笑顔で話されていました。
 なお、次回開催場所は同会場で、期間は12月4日(水)から12月11日(水)を予定しています。

 

 


楽しい交流会となりました
菊陽町地域女性の会「夕べのつどい」

 今年の5月に行われた総会で、菊陽町地域婦人会から菊陽町地域女性の会と名称変更した菊陽町地域女性の会(酒井会長)主催の「第8回夕べのつどい」が7月6日(土)、菊陽町総合交流ターミナルさんふれあで行われました。
 この催しは、菊陽町長や同教育長、町議会議員との意見交換や交流、会員同士の交流を目的として行われています。
 はじめに、酒井会長、後藤三雄町長からのあいさつや、会員の谷川さんからの活動報告がありました。また、阪本厚子さん、矢野智恵子さん、山田貴世さんの3人グループ「月の雫」によるコンサートもあり、みなさんおなじみの「糸」や「時代」、映画音楽「踊り明かそう」などが披露されると、会場からは大きな拍手が送られていました。
 この後、上川幸俊教育長の乾杯の音頭で楽しい会食交流会となり、会員の外村信子さんが交通安全啓発活動として「交通安全甚句」を披露し、会の最後には、全員で「菊陽音頭」を踊り楽しいひとときを過ごしました。

 

 


五島列島の
世界遺産に感動

菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会例会は8月1日(木)から8月2日(金)、「五島列島の3島周遊! 朝獲れ新鮮!!漁師食堂の朝食体験、教会巡り」の旅に出掛けました。
 五島列島は美しい自然や歴史的な見どころがいっぱいで、長崎港から会場タクシーに乗っての島巡りでは、世界遺産「旧五輪教会堂」や木造の教会「江上天守堂」を見学。教会建築の父(鐵川興助)による設計で、クリーム色の外壁や水色の窓枠がかわいらしい教会でした。また、東シナ海の断崖の上に建つ白亜の灯台「大瀬崎灯台」は、航行する船の道しるべとして海の荒波に削られた景色は圧巻で、日本一美しい砂浜「高浜ビーチ」も驚くほどの絶景でした。
 福江魚市見学でのセリ体験や漁師食堂の朝食は漁師の奥さんの愛情いっぱいの朝食に満腹。今回の旅をガイドされた方の心配りにも感動し、澄み切った青い海と、漁師さんの逞しさも印象に残りました。おいしい魚介類も堪能でき心に残る2日間となりました。

文提供 久保田昌生会長 写真提供 河上 司

 

 

 


  三里木区 たわらや酒店 宇野功一

(154)酒の神様 野白金一物語 その3

◆酒造研究所ができる
 明治42年(1909年)に熊本県酒造研究所ができましたが、それを支えた一番の理解者は、熊本市川尻「瑞鷹」醸造元の吉村彦太郎氏でした。大阪で醸造学んだ吉村は、近代科学的な醸造のことにも明るく、熊本伝統の赤酒について精通しており、擁護しようとしていたことは事実です。
 加藤清正公が淀君に献上したと言われる『桂花酒』は赤酒がベースで、その赤酒に様々な薬草を加え、香味を整えたものと言われています。その風習は、令和の現代でも、お正月の赤酒の御屠蘇として熊本県民の多くが嗜む風習があります。お正月の御屠蘇と言えば、熊本以外の地域では、清酒もしくは味醂(みりん)に屠蘇参を沈め、薬草の生薬を酒精に溶かし、その生薬の薬成を体に取り込むというものです。熊本はお正月だけは赤酒を用いるし、普段の生活の中では、料理酒として用います。味醂には焼酎が含まれいて、煮つけに使うと硬くなる傾向があり、赤酒は清酒と同じく素材を柔らかくほぐす傾向にあります。甘味があり糖分が入っているため、照りが清酒よりも深くでます。熊本の郷土料理の味を引き出すには赤酒が欠かせません。江戸時代の熊本は赤酒が国酒で、生活に根付いた熊本の伝統的な酒でした。
 「先生、なんで、赤酒を作ることが悪かとですか?」と吉村は尋ねる。「悪いとは申していぬ。我が故郷・松江にも赤酒に似た灰持酒がある。清酒ができる以前から日本にあった伝統的な酒だ。が、時代はこってりと甘い赤酒よりも、県外からのすっきりとした清酒の方が人気があろう。まずは清酒醸造の技術を学び、身につけ、実践して販売をして行くことが懸命では」と出雲弁だろう東北のズーズー弁に似た口調で諭すのです。「県外の酒の売上は伸びるが、熊本の酒は売れぬ。近頃では球磨の焼酎の方が人気が出てきた。蔵の役に立つ酒づくりは、店にも役に立つ。他の蔵も同じこと。その方法を誰が教えるのですか?」「私が教えましょう。だが、その酒づくりを実践できる場所がない」「私が造ります」「鑑定部にあるような分析機器、顕微鏡、天秤、酒づくりに携わる者が集える教室。それがあればできます」おそらく、このような会話が野白と吉村の間であったでしょう。
 明治42年に川尻の瑞鷹の敷地の一角に、酒造研究所ができました。110年前のことですが、研究所の設立で以後熊本は歴史に名を残す数々の偉業を生み出していくとは当時の野白も吉村も他の県内の酒蔵の当主も想像できなかったでしょう。(つづく)

【雲雀 特別純米】

原料米   矢部産レイホウ
精米歩合 麹米 60%/掛 米  60%
酒 度  +5.0/酸 度   1.4/アルコール 15.0%
酵母 熊本酵母
価格 1800ml 2100円(税込)/720ml 1050円(税込)


  矢原正治

(149)ヒョウタン(ユウガオ) ウリ科

 今月は、ヒョウタン(ユウガオ)にしました。ヒョウタンは、ウリ科の一年生の蔓性の植物で、硬くならない果実の皮を除いて薬用に用います。味:苦、性:寒、有毒、効能として、水を利し、腫れを消す効果があり、浮腫、消渇、排尿困難などに効果があると記されています。虚弱冷えの強い人は服用してはいけないと記されています。
 ヒョウタンの果実は、他に、乾かし中の種子等を除き、容器、飾り等に用います。ヒョタンを食用としても食べ、中毒した例が沢山あります。ユウガオ(カンピョウ)の果実は食用に用います。同じユウガオとうい「ヒョウタン」を間違えて食べ、中毒することが多々あります。市販で食べられるヒョウタンとして売られていることがあり、大変紛らわしいので、皆さん注意をして下さい。

以下、厚生労働省食品安全委員会のHPより
<ヒョウタンによる食中毒について>
 一部で報道されておりますが、ヒョウタンを食べることによる食中毒が発生しています。ヒョウタンの苗に「食用」と誤表示したことにより、ヒョウタンを食べた方が食中毒症状を起こし、一時入院されました。食中毒の症状は、唇のしびれ、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢等です。いろんな植物での食中毒があります。間違えて食べない、よく分からない物は食べない、など、気をつけて下さい。また、暑い季節は細菌による食中毒が多い季節、冷蔵庫を過信せず、熱を加えて、早めに食べて下さい。

 「胃腸を弱らせる」と、夏バテして、疲れやすくなります。胃腸を調え、夏バテを防いでください。夏バテをすると、体力・免疫力が低下し、冬に風邪を引きやすくなります。暑い日が続く毎日「胃を普通に保ち」弱らせないようにしましょう。秋は乾燥し胃の調子が良くなります。
 楽しい、食欲の秋をお過ごしください。ただ食べ過ぎで胃を弱らせると、冬風邪を引きやすくなりますので、ホドホドに!!



すてきな
押し花ができました♪

 7月4日(木)、毎月第1木曜日に開かれている宮ノ上区(岸野区長)のふれあいサロンで押し花制作が行われました。
 今回のテーマは「テーブルコースター」。この日参加されたみなさんは、何度か作ったことがある方揃いで、おしゃべりを楽しみながら素敵な押し花が出来上がりました。
文・写真提供 宮ノ上区 竹原