ワンネス 967号  2019/10/20発行

練習の成果 ハツラツと披露
光の森キャロット保育園

 光の森キャロット保育園(田中園長)の運動会が9月7日(土)、菊陽町民体育館で開催され、応援に来た保護者らで会場の応援席は満員となりました。
 開催当日に向けて、同園職員と園児たちみんなで力を合わせて協力し合い、練習を重ねこの日を迎えました。オープニングでは、年長そらぐみと年中うみぐみが合同で力強い組体操を披露すると応援席からは、大きな拍手が送られていました。その後、園児たちの入場行進に続き、開会式が行われ、競技がスタートしました。
 ほかにも、徒走や技走、遊戯など、開始から最後まで園児たちの元気いっぱいで真剣に取り組む姿と、保護者たちの応援する声と笑顔で会場は溢れていました。

 

 


本をたくさん読みました
図書館お泊り探検隊

 菊陽町教育委員会の主催講座「図書館お泊り探検隊」が、9月6日(金)・7日(土)、同町図書館で行われ、町内の小中学生30人が参加しました。
  図書館閉館後の午後6時、子どもたちが、図書館ホール ホワイエに集合。日程説明の後、図書館職員が絵本の読み聞かせや、ブックトークを行いました。また、普段目にすることのないホールの格納式座席の仕組みを見学し、集合写真を撮影した後、消灯まで読書を楽しみました。
  翌22日は、早朝ラジオ体操を行ってから出来たてパンの朝食を食べた後、読書の時間や書庫見学があり、感想文を書いて1泊2日の講座が終了。「消灯の時間を過ぎても本の世界に夢中になっていました」「書庫見学で本がたくさんあったり、2階まであって多いと思いました」などの感想が子どもたちから寄せられました。

 

 


植物園と門司港レトロの散策
菊陽町歩こう会

 菊陽町歩こう会(久保田会長)は9月17日(火)、9月例会として「白野江植物公園 桜と彼岸花鑑賞と門司港レトロ新門司港駅散策」の旅に出掛けました。
 当公園は、植物園「四季の丘」を北九州市が買い取り整備し運営しています。白野江植物公園といえば、2月に咲く寒桜や河津桜をはじめとして、4月下旬まで60品種のさまざまな桜が咲きます。また、県内有数の植物コレクションも見事で、秋の紅葉は800本のモミジ、珍しい白の彼岸花や濃い紫色の野ボタン、萩の花などが咲き誇り、当日、園内をガイドされた職員さんの丁寧な説明や、NHKの撮影も見ることができ、参加者一同元気を頂きました。
 お楽しみの昼食では、野菜や果物を約70時間じっくり煮込み、旨味を凝縮させた香ばしい特製のルゥを、何種類ものスパイスを加えオーブンで焼き上げた門司港名物海鮮焼きカレーを国指定重要文化財 旧門司三井倶楽部で親睦を深めながら舌鼓。また、門司港レトロは門司港駅が数年をかけて新しくなり新名所となりそうです。
 人力車や遊覧船、グルメなど今回も楽しみいっぱいの旅となりました。

文・写真提供 久保田会長

 

 

 


楽しいプログラムが満載!!
菊陽まち遊び

 菊陽町商工会が中心となり、菊陽町の魅力をたっぷりと体験できるイベント「菊陽まち遊び」が今年も
10月12日(土)から11月30日(土)まで開催されています。
 平成25年に始まったこの企画は、町内にあるお店や施設などで「遊ぶ」「作る」「体験」「食べる」「学ぶ」「キレイ」の6つのカテゴリーに分けた、70種類以上のプログラムが実施され、親子で楽しめるイベントやセミナー、お得なサービスもあり、毎年大好評です。
 開催に先立ち、9月25日(水)には尚絅大学の学生さんや実行委員が参加して体験教室が行われ、戸次の「お茶の福本園」では、深蒸し茶の試飲と日本茶インストラクターがお茶の入れ方を実演、光の森4丁目の本格ナポリピッツァ「マンマ・ミーア」ではピッツァ作り、商工会会議室では光を反射するときれいに輝く「サンキャッチャー」作り、三里木にある季酔宴さんりぎでは、おかみさんがプロの技を伝授する「巻き寿司・手巻き寿司」作り、菊陽町役場そばの緑の杜整体院では「リンパケアのやり方」などを体験しました。

 

 


  緑ヶ丘区  弁護士  衛藤二男

(50)最終回

 「知って得する法律相談」は今回で50回目となり、最終回を迎えることになりました。長い間、お付き合い頂きましてありがとうございました。
 さて、最終回の法律相談は、遺産分割における預貯金の取り扱いについてです。平成28年12月19日に最高裁判所大法廷の決定でこれまでとは異なる判断が示されましたので注意が必要です。
 被相続人名義の預貯金を相続により相続人が取得する場合、遺産分割手続きを経る必要があるか、という問題については、これまで最高裁判所は、銀行等の金融機関に対する預貯金の返還請求債権は可分債権であるから、相続の開始により相続人間では当然に法定相続分の割合により分割されて各相続人に帰属するとされ、各共同相続人は、その相続分に応じて預貯金の返還請求債権を取得する、と判断していました。しかし、このたびの最高裁判所大法廷の決定は、「共同相続された普通預金債権、通常貯金債権及び定期貯金債権は、いずれも、相続開始と同時に当然に相続分に応じて分割されることはなく、遺産分割の対象となるものと解するのが相当である」と判示して、これまでの判例を変更しました。
 もちろん、これまでも、実際の遺産分割調停事件において、共同相続人間で預貯金を遺産分割の対象とする合意をすることは差し支えありませんでしたから、問題となるのは、そのような合意ができなかった場合に、各共同相続人が各自の法定相続分に応じて預貯金の返還請求債権を取得したとして単独で、その権利を行使することができるかということです。
 では、これまでの最高裁判所の判断と、平成28年12月19日の判断では、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。事例で検討してみましょう。
 「被相続人甲には、長男乙と次男丙がいる。甲は、生前に長男乙に対して1200万円の贈与をしており、これは乙の特別受益(民法903条)に該当する。甲死亡時の遺産としては1000万円の預金がある。
 二男丙は、長男乙は生前に1200万円の生前贈与を受けており、これは特別受益に該当するから、民法903条により、乙には相続分はないので1000万円は丙が全額を相続するべきだという。他方、長男乙は、預金は法定相続分に応じて当然に分割されるから遺産分割の対象にはならず、乙の法定相続人2分の1に相当する500万円は乙が相続により取得したと主張している」
【解説】
 この事例に先の最高裁判所の2つの考え方を当てはめると次のようになります。これまでの最高裁判所の考え方では、長男乙は、生前贈与分の1200万円プラス法定相続分の500万円の合計1700万円を取得しますが、二男丙は法定相続分の500万円しか取得できないことになります。これに対し、前記の新たな最高裁判所の考え方では、長男乙は生前贈与により1200万円を取得しておりこれが特別受益に該当し、法定相続分を超えているので、民法903条2項により、長男乙は、預金1000万円については相続分がありません。その結果、二男丙は預金1000万円を単独で相続することになります。
 このように、共同相続人間では実際は大きな相違が生じると共に、金融機関に対して相続人が単独で自己の法定相続分に相当する預貯金返還請求債権を行使して預貯金の払い戻しを受けることができなくなります。その結果、共同相続人が被相続人の死亡後に被相続人の生前の債務を弁済しなければならない場合などは直ぐに対応できないこととなります。
 そこで、今回の相続法の改正では、新たにその対応策となる規定(改正民法909条の2)が新設されましたので、詳しいことは改めてご相談下さい。

 

衛藤二男法律事務所

TEL:096−282−8251  FAX:096−282−8261

受付時間 9:30〜17:30(月〜金)


  自家焙煎珈琲 しゃらん  舩元 優二

(31)“コーヒーを目的別に飲む時間選ぶ”

 体のさびつきを防ぐ抗酸化作用を発揮するポリフェノール。その効果を生かすなら日中にコーヒーをこまめに飲むと良いです。夜間は睡眠中に分泌するメラトニンなどが活性酸素対策になります。紫外線によるダメージを受ける日中は、コーヒーポリフェノールなどの抗酸化物質で対策をとるといいでしょう。
 また、カフェインには体熱産生作用があります。薬膳カウンセラーの阪口珠未さんは、「低血圧や低体温の人は、温かいコーヒーを朝に飲んで体にスイッチを入れる方法も有効」であると話されます。さらに活用したいのが日中の眠気対策です。
 疲れると脳では疲労物質がたまります。このときコーヒーを飲むとカフェインが疲労物質の働きを抑制して、眠気を防ぐ効果があるといわれています。 また、昼寝の直前に飲めば、20〜30分後にしゃきっと目覚められるという話もあります。コーヒーの効果を毎日の元気にうまく役立ててはいかがでしょうか。ただし、妊婦の方は、カフェインのとりすぎは出生児が低体重となり将来の健康リスクが高くなる可能性があると言われています。妊娠中の人は、ノンカフェインコーヒーにするか、1日1杯に控えることをお勧めします。
 コーヒーの美味しい季節になりました。今日も一日、至福のコーヒータイムをお過ごしください。


  鬼塚 洋

(14)菊陽茶屋

   

 こんにちは。秋になり、朝晩も冷え込んできましたね。今回は原水地区の「菊陽茶屋」さんにお邪魔しました。
 同店は、バイキング方式の飲食店。店内には、旬のお野菜を中心とした手作りの料理がふんだんに並び、800円という格安の値段で好きな料理を好きなだけ食べることができます。
 隊員もお皿目一杯に料理を取りましたが、これだけでも一日分の野菜は十分です!お店の人気は「鳥のから揚げ」と「野菜の天ぷら」。作りっぱなしは美味しくないとの店主の思いから、その都度、揚げたてを提供しています。サイドメニューのカレーもピリ辛で絶品です。
 お店のモットーは「旬のお野菜をお腹一杯に」。店主の西川さんは、菊池市で飲食の手伝い等をしていましたが、7年前、知人からお店を引き継いで同店を開業。料理の素材にはとことんこだわり、既製品を使わず、毎日朝早くから料理を仕込んでいます。
 同店は県道30号線(大津植木線)沿いの大きな看板が目印です。店内は広く、平日は近くの会社員の方やご家族連れが多く、週末には県外からのお客様もいらっしゃいます。お野菜たくさんの手作り料理をお腹一杯食べたい方、是非菊陽茶屋さんにお立ち寄り下さい。

 

「菊陽茶屋」

【住  所】 菊陽町津久礼4128

【電  話】 096−233−9015

【営  業】 11:00〜15:00
         (入店は14:00まで) 

【定休日】 水曜日