ワンネス 983号  2020/03/29発行

プロに話を聞く
菊陽西小学校

 菊陽西小学校(草場校長)では2月20日(木)、6年生147人が卒業を前に、色々な職業の方たちに話を聞いて、自分の将来の夢や職業を考える特別授業が行われました。
 特別授業では、看護師やパテシエ、伝統建築棟梁、菊陽町役場職員など9人が講師を務め、各教室で2回講話を行いました。児童は希望する講師2人を選び話を聞きました。
 エッグファーム緒方幸代さんの話を聞いた児童は「鶏が1日に産む卵の数や良い卵ができる鶏の飼い方等教えてもらいました。これから卵を食べる時は考えながら食べてみようと思いました」と話してくれ、役場職員復興支援係長の前村悠樹さんの話を聞いた児童は「武蔵ヶ丘中学校となりの防災広場について話が聞けました。役場の仕事が分かり、みんなの役に立つ仕事をしているんだと思いました」と話してくれました。

 

◆ 講師プロフィール(職種/話のテーマ)

@小林 文江さん(旅行会社トラベルロード/だれもが満足する、思い出に残る旅をつくるために)
A前村 悠樹さん(菊陽町役場復興推進係長/熊本地震からの復興担当として、次の災害に備えるために)
B松本 英治さん(菊陽町役場危機管理監/40年間、命を守るため刑事として働いてきた経験を)
C吉本 名月さん(カフェDAISY/西小向かいのカフェ。自然のハーブでみんながほっとする集いの場を)
D緒方 幸代さん(緒方エッグファーム/健康な鶏からこだわりの卵を。そして世界へと)
E城野 美代子さん(熊本セントラル病院副院長/看護師として、患者さんを思いやり、寄り添い、命を守るために)
F郷原 亮介さん(伝統建築郷原組棟梁/伝統的な技法、日本で育った木を使い寺社仏閣などをつくりあげる)
G野地 良行さん(Noji<ノジ>/ショートケーキはじめ、生地や作り方にこだわったお菓子作り)
H甲斐 秀康さん(美容師・アロール/ヘアアレンジなどでお客様をより光らせていく)


ぬくもり感じ思い出づくり
三里木保育園

 三里木保育園(田中園長)に2月19日(水)、南阿蘇の移動ふれあい動物園「おとぎの国 メルヘン」が来園し、園児たちは動物たちとのふれあいを楽しみました。
 はじめに指導員が、安全に楽しく触れ合うために、動物の正しい扱い方や遊び方を園児たちにやさしく指導。ヒツジやヤギへの餌やりや、ウサギやヒヨコを抱いたり、ポニーにまたがり乗馬体験したり、園児たちは人懐っこい動物たちとの触れ合いを思う存分楽しみ、終始笑顔いっぱいの思い出づくりとなりました。

 

 


多彩な作品を展示
茄子の会

 茄子の会(山部代表)の作品展示会が、2月14日(金)から23日(日)まで、お菓子の香梅 ドゥ・アート・スペース 光の森店で開催されました。
 会場には樹脂粘土やトールペイント、グラスアートなど個性的で多彩な作品が多数展示。来場した方々も足を止めては作品に見入って、感心していました。
 会員の方からは「こういった展示する場があることで、創作意欲が一層沸き上がることにつながるんですよ」と笑顔で話されていました。 
 次回開催は同会場で、6月5日(金)から14日(日)を予定しています。

 

 


  碓井秀典(東京都港区在住 原水出身)

(3)壺算(つぼざん)

 今回は「壺算(つぼざん)」。冷静に考えれば何でもないことでも、パニックに陥ってしまうと人はほんとにパニクってしまうというお話。「チョロマカシモノ(詐欺話)」の一つ。前号の「時うどん」もチョロマカシてましたね。
 現在のように水道が整備される前は、人々は井戸を使用するほか、水屋から水を買っていたんですね。噺に出てくる「一荷」の壺に入る水は、水屋が天秤棒で担げる2桶分で、色々調べてみると60リットルくらいだそうです。さらに調べて見ると、江戸時代には料金が4文だったそうで、蕎麦の値段16文と比べると、またその重さと比べてみても、ほんとに利の薄い商売だったようです(その辺のところを描いた「水屋の富」という噺もあります)。

 笑点の司会でお馴染みの春風亭昇太は、春風亭柳昇の弟子であるだけに新作落語が得意で、古典は下手だと自らネタにしているくらいです。キャラが明るく(軽い?)若手に見えますが、NHKの「ガッテン!」司会の立川志の輔と同期、実は何ヶ月か先輩なのだそうです(落語芸術協会 現会長です!)。
壺算は、お馴染みの噺なので、あまり工夫の余地がないのか、他の噺家は、品物へのトンチンカンなケチの付け方とか、瀬戸物屋の店主のパニクる様子を強調することで笑いを取ります。昇太の壺算の新しい工夫は、弟分の方が今までの型ではなかった最終兵器として登場し、威力を見せつけるところです(ぜひとも動画でみたいものです)。店主がなぜ2度もマケてしまうのかの理由が一番説得力がるように思います。
他に、立川談笑の舞台を現代に置き換えた「薄型テレビ算」があります。これもお薦めです。


  自家焙煎珈琲 しゃらん 舩元 優二

(36)名曲喫茶に行ったことがありますか?

 昔、懐かしい名曲喫茶店のお話を今月はしたいと思います。名曲喫茶は、クラシックなどの音楽をハイクオリティな音響設備で聴かせてくれて、コーヒーや紅茶等が飲めるお店のことです。
 かつて、レコードが高価だった1950〜60年代に一躍ブームとなりました。以前は熊本市内にもありましたが、今はほとんど見られなくなったようです。オールドファンにとっては、とても残念でならないと思います。一杯のコーヒーを傾けながら、ゆっくりと音楽に聴き入って過ごしていた時代が遠い昔になったようで寂しい限りです。 
 当時は、音楽を楽しむ店なので、私語厳禁のお店もあったようです。かけてほしい音楽のリクエストは、紙に書くルールのお店もあるし、中には、店に電話をかけることを禁じてある店もありました。「マスター、モーツアルトのピアノ協奏曲第20番をかけてよ」「ちょっと待って、第3曲目になるからね、よかね。」こういうやりとりがありました。店によってまちまちでしたが、それなりのマナーでみんな楽しんでいました。現代に目を向けてみますと、なかなか昔懐かし名曲喫茶が見つかりません。
 何かいい情報がありましたら、皆様、情報提供して下さい!



(1)武蔵ハイクについて

 菊陽町主催講座として発足した登山の会を受け皿に新たに武蔵ハイクとしてスタートした本会は、早25年の歳月を迎えました。改めて先輩諸氏関係者の皆様にお礼と感謝申し上げます。
 さて、今回ワンネスさんのご厚意により機会を得ましたので、当活動の概略を紹介させていただきます。現在、会員男女13名で年次計画(4月から3月)のもと、月1回(原則として第2水曜)にて実施しております。会員相互の健康と趣味を兼ね、四季折々の自然に接し、色んな山野草・草木・山仲間との出会い等様々な山の魅力を堪能しております。
 来シーズンの計画もほぼ決まり、今後とも安全登山と友好をモットーに諸先輩の教えを引き継ぎ楽しく歩いて参ります。

武蔵ハイク 矢野己則

 

あなたの「山歩記」募集中。
200〜400字、写真1枚、ニックネーム可
info@1ness.net

 

 

 

お天気に恵まれた仰烏帽子山にて


    神田みゆき

(1)エスディージーズSDGsを知っていますか?

SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では『持続可能な開発目標』といいます。2030年までに世界みんなで目指す目標です。17個の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。簡単に言うと、『子どもや孫の世代に安心して渡せる「経済」や「環境」、「社会」に地球レベルで変えていく』というもので、「誰一人取り残さない」というメッセージが込められています。
来月より、SDGsについての説明や事例紹介などを行っていきます。お楽しみに。


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