ワンネス 1009号  2021/05/16発行

自慢の芸を披露しました
芸乃会ミニ発表会

  

 菊陽町在住の方たちが参加して、長年培った芸を皆さんの前で披露し、楽しく芸を磨こうと発足した「芸乃会(げいのうかい)」(本田代表)のミニ発表会が3月27日(土)、菊陽町老人福祉センターで行われました。
 ステージでは、ギター演奏やサクソフォン演奏、歌、踊りが披露され、会場からはたくさんの拍手が送られていました。
 代表の本田さんは「新型コロナウイルスの感染者数が多くなれば開催できるか心配でしたが、何とか開催することができました。そして、参加した皆さんが笑顔で会を盛り上げていただき嬉しく思います。『楽しかった、また企画して欲しい』と希望もあり、この夏に菊陽町図書館ホールで、“第4回発表会 歌と踊りの集い”を計画しています。私が看護師という経験を活かし感染予防には細心の注意を払い開催したいと思います」と話されました。


  (5)西園寺随宜の墓

   

 

 古閑原西端から北に農道を少しのぼった所に西園寺随宜を祀る西園神社があり、その境内中央部に、玉垣で囲まれた墓碑があります。この墓の主、西園寺随宜は、時の左大臣西園寺実晴の末子として京都に生まれましたが、生来、宮仕えを好まず、叔父にあたる長岡忠春(細川内膳家)の領分である入道水村の安福寺(阿弥陀堂)を仮の住居として、寛文5年(1655)に移り住みましたが、寛文
10年(1670)8月15日、病にかかり静かに一生を終えました。なお、肥後国誌には、随宜亡きあと、京都から迎えの使者が派遣され、一人娘の須也姫をはじめ、侍女たちを京都へ連れ帰ったと記されています。

冊子「菊陽町の文化財」より


  (203)上体(肩)のストレッチ

   

 横向きに寝ます。下の腕を前方に伸ばし、片方の腕を上にのせるように合わせます。息を吐きながらゆっくり背中の方へあげていきます。(写真@A)このとき顔は指先を見てください。手の甲が床につく方はつけて5秒間静止します。息を吐き終わったら吸いながら元の姿勢に戻します。この動きを2回続けて行ってください。向きを変えて同じ要領で2回行ってください。

   

 姿勢を正して立ってください。息を吐きながら、親指を外側にして両腕を外側に回します。(写真B)息を吐き終わったら吸いながら元の姿勢に戻します。次に、息を吐きながら、親指を内側にして両腕を内側に回します。(写真C)息を吐き終わったら吸いながら元の姿勢に戻します。これで1セットです。この動きを2セット行ってください。
 肩に力を入れないように、リラックスして行ってください。この動きを続けていると肩の可動域が広くなります。イスに座ってもできます。試してみてください。


  三里木区 たわらや酒店 宇野功一

(170)夏に美味しい日本酒 水芭蕉「翠」純米大吟醸

たいへん素直で清楚な日本酒=水芭蕉『翠sui』 純米大吟醸


【香り】
 白桃、洋梨、青みのあるミントを彷彿される吟醸香があります。香りの奥に、微かにマスカット、ライチのような香りが潜んでいます。とても高貴でエレガントな香りです。

【味わい】
 一言で「旨い!!」。甘味というより蜂蜜を思わせるコクと甘みがまろやかにひろがる。柔らかくてドライであるため、食中酒としてこの酒は料理を美味しくしてくれます。全体的にすっきりとした甘みが、逆に複雑さを増すように思えて不思議な感じがするのです。全体的に優雅な酒ですが、一本芯が真っすぐに通った酒です。

【こんな料理と合わせて欲しい】
・茶碗蒸し ・蒸し物 ・白身魚の塩焼き(タイの塩焼き) ・ダシのきいた鍋料理。

◆永井酒造誕生

 銘酒「水芭蕉」を醸造する永井酒造鰍フ創業は1886年(明治19年)。初代当主は永井庄治氏。信州長野の出身で、群馬県最北部の脊梁の一角・武尊山に降る雨や、降り積もる雪が尾瀬の湿原を通り、大地でゆっくりろ過されます。そして伏流した水はこの地川場村でくみ上げられます。その水は極軟水で、永井庄治は「この水で酒を仕込む」ことを決意したそうです。
 初代・永井庄治氏の「惚れこんだ仕込み水」を守るために、その後、永井は仕込み水のある沢の両側の森を少しずつ買い取り、水源地の環境を守ってきたそうです。現在であれば、「環境保全」ということが理解されるのですが、100年以上も前から、「環境保全型」の酒づくりをこの地で根差してこられたのであります。
 そして、時代を越えて、創業者の想いは現在にもバトンタッチされています。6代目当主・永井則吉は、尾瀬の環境保全活動にも尽力されておられます。
 初代・永井庄治氏の期待に応えるかの如く、永井酒造で仕込まれた酒は、口に含んだ瞬間に、ふわっと膨らみ優しく喉を通り、柔らかでほのかな甘みが広がる繊細で綺麗な酒質に仕上がりました。

◆永井酒造6代目当主・永井則吉さんについて
【経歴】
1972(昭和47)年、群馬県川場村生まれ。東海大学工学部建築学科卒業後、永井酒造に入社。
2013(平成25)年に代表取締役社長に就任。モットーは「酒造りは地域の自然、歴史、文化、あるいは住人の営みがぐっと凝縮されたもの」。趣味はトライアスロン。

 建築家を目指された永井則吉さんは、国内外で学んだ建築の技術を、自分の蔵の建替えで存分に発揮なされました。現在の新蔵は、彼のイデオロギーと知恵を結集させて造られた酒蔵であります。建築という切り口から、日本酒を醸造することを学びはじめられ、日本酒醸造の奥深さを知っていったとのことでした。
 そして、醸造を通じて、伝統と歴史あるワイン醸造のことに触れた時、永井則吉さんは、「酒造りは地域の自然、歴史、文化、あるいは住人の営みがぐっと凝縮されたもの」であることに気づき、代表銘柄である「水芭蕉」や「谷川岳」を造り続けておられます。


  矢原正治

(168)ハッカ  シソ科
(Mentha canadensis、ニホンハッカ) 

 今月は香りの柔らかな「ハッカ(ニホンハッカ)」を紹介します。日本語では「ハッカ(薄荷)」、英語では「ミント Mint」、ラテン語で「Mentha メンタ」、中国語は「薄荷(bohe ボォーフゥーァ)」といいます。和種の薄荷を日本ハッカ(和ハッカ、和種ハッカ)といいます。皆さんご存知の外来種のペパーミント、スペアミントと同じ仲間です。成分はメントール、カルボンが主で、香りの成分は他に100種近い微量成分のバランスにより「香りや風味」に差があります。ハッカ油、メントールは、冷湿布薬・筋肉痛薬・メンソレータム・ドロップ・セキ止め薬・胃腸薬などに用いられています。
 ハッカとミントの違いは、ミントはハッカの一種で、シソ科ハッカ属のこれら3種の香りを比べると、日本ハッカはスッキリした感覚で、同じようにメントールが主成分のペパーミントは、香りが強く、肉料理に合っているように感じます。スペアミントは、カルボンを主に含み、香りが異なります。私が借りている畑で栽培しているMentha類は10種余で、色んな香りがします。本来は20種余あったのですが、私が適当に管理していたので半減しました(残念)。
 香りの好き嫌いは人の感覚で異なります。新型コロナに感染すると、香りを感じなくなるようです。鼻で感じる香りの神経は、脳に近く、脳に凄い早さで影響を与えることが分かっています。鼻の臭覚神経は大事にしましょう。料理の味に、舌の味覚とともに臭覚も大きく関わってきますので。
 3月末に、湯山(宮崎県境)で、子ども達と里山を守り元の山に戻す一環で、元杉山に落葉樹を植樹。昼食後、山菜採り、その山菜で天ぷらをして楽しみました。余り野菜を食べない子ども達が、美味しい、おかわりと言い、自分たちで採取した山菜を沢山食べてくれました。大人は、子ども達がお腹一杯になってから、残り物を頂きました。新鮮なウドの芽、コゴミ、ユキノシタ、タケノコ、ヨモギ、ウバユリ、サンショウの葉、ノイバラの新芽、クレソン、セリ、シャク等々。何が一番美味しかったと聞くと、小学校の5年生の男の子は「アスパラガス」と答えてくれました。まだ山菜の苦みに慣れていないようですが、始まり始まり、これからが楽しみです。ただ、春の山菜を食べ過ぎると、毒出しで、便通が良くなります。食べ過ぎには注意して下さい。また、山菜採りは、次のことを考え、新芽だけ、地上部だけ等、必要な所を1/2だけ収穫し、本体は残しておかないと、来年又収穫し楽しめませんので、取り過ぎないように自然を大事にしてください(食べ過ぎ、摂り過ぎには注意)。
 杉・ヒノキを製材している工場では、粉クズが飛んでいます。その粉クズには極微量のアレルギー物質が含まれます。それを毎日のように吸い込んでいると花粉症になりにくいようです(現在の舌下で逆感作するのと同じ)。都会の人は、湯山などの製材所の多い地域に移住するのは如何でしょうか?空気も美味いです!
 4月末にコロナワクチン接種券が送られてきました。皆さんが2回の接種を終わるのはいつなのでしょうか?感染者が増えると変異ウイルスの出来る可能性が増えます。
 皆様のご健康・元気(元の気、気:エネルギー)をお祈りいたします。


  杉並台区 田中悠

(17)海の幸のペスカトーレ

 皆様こんにちは♪初夏を迎え、あさりが美味しい季節になりました。あさりはカルシウムやカリウム、亜鉛、鉄などを多く含む健康食材です。そんなあさりの栄養と旨味を丸ごとパスタに絡めたイタリアンのレシピをご紹介します。

海の幸のペスカトーレ

【材料】(2人分・調理時間目安★20分)
パスタ 200g / あさり 100g / お好みの海鮮類 100g(シーフードミックスでもOK)
オリーブオイル 大さじ3 / おろしニンニク 小さじ1 / タマネギ 30g
輪切り唐辛子 お好みで / カットトマト缶 1缶 / ケチャップ 大さじ3
めんつゆ 大さじ3 / バター 大さじ1 / 茹で汁 大さじ3 / パセリ お好みで

【作り方】
@あさりは砂抜きをし、その他海鮮類は一口大に切る。
A鍋で表記通りにパスタを塩茹でする。
Bフライパンにオリーブオイル、ニンニク、タマネギ、輪切り唐辛子を入れて炒め、香りが出たらあさりと海鮮類も加えて軽く炒める。
Cトマト缶、ケチャップ、めんつゆ、ゆで汁を加え、蓋をして2分程煮る。
D茹で上がったパスタを加え、軽く絡ませたら火を止め、バターを入れて、混ぜる。
E皿に盛り、お好みでパセリをかけて出来上がり。
 

★Instagramで料理の写真公開しています。レシピのリクエストも受け付けています。★

Instagram ⇒ https://www.instagram.com/nekodemotsukurer



オリーブの花

 花言葉は「平和」「安らぎ」「知恵」などがあります。
  オリーブは地中海沿岸が原産の高木です。観葉植物や鉢植えの木としても人気があります。また、実をつぶし絞ってオリーブオイルとしても利用されています。