ワンネス 1024号  2021/12/26発行

ゲームで大盛り上がり
新山白鈴クラブ

 新山白鈴クラブ(矢津田会長)は、新型コロナ感染拡大がようやく緩和したので、11月16日(火)白鈴公民館でラダーゲッターゲームを実施し、15人が参加しました。
 ゲームは三段に別れている横棒に、二つの連玉がつながる約30cmの紐を3mと4mの距離から投げて、横棒に絡まった数を1〜3点の合計で競うゲームです。説明の後、開始すると見学者から早速「おしいー」「うまい・うまい」など、盛んに声援が飛びました。特に珍プレーに対しては大きな笑い声と拍手が部屋中に響き渡りました。後期高齢者や体調の良くない人もいましたが、このゲームは、投げる体勢や投げる力も無理しないでプレーできたので大いに盛り上がりました。また、久し振りの集まりで皆の笑顔と笑い声、そして、「頑張れ!もう!ちょうい」と暖かい声援に参加者のストレスも発散したことでしょう。予想以上に盛り上がりました。
写真・文提供 新山白鈴クラブ

 

 


コンクリートを使って
熊本県コンクリート診断士会

 (一社)熊本県コンクリート診断士会(勇理事長)の出前講座「未来に伝えるコンクリートin菊陽」が11月12日(金)、菊陽南小学校(岩下校長)で行われました。
 受講したのは6年生13人。まず、座学によりコンクリートに関する知識を学び、超速硬セメントを使った「くまモン人形」を作成しました。そのあと実際にミキサーによるコンクリート練りの実演を見学し、練ったコンクリートを円形の筒に入れる作業を体験しました。固まった供試体とくまモン人形は後日の授業で彩色して卒業記念品の一部として児童の思い出になる予定です。

写真・文提供
熊本県 コンクリート診断士会

 

 


久しぶりの収穫感謝祭
菊陽町総合交流ターミナルさんふれあ

 菊陽町総合交流ターミナルさんふれあでは11月21日(日)、秋の収穫感謝祭が行われました。
 正面玄関前広場では、にんじん、サツマイモ、みかんの詰め放題や直売所でお買い物をすると豪華賞品のあたるガラポン抽選会、じゃんけんでたまご・新米をゲットできるチャレンジゲーム、キッチンカーの出店もあり、たくさんの来場者で賑わいました。また、菊陽武蔵剣豪太鼓の力強い演奏や音楽ボランティアぐるぐるの演奏もあり楽しい時間となりました。

 

 


手作り作品が並びました
ギャラリー「クロストークL&E」

 あさひヶ丘にあるギャラリー「クロストークL&E」では11月20日(土)から23日(祝・火)の4日間、「布で手作り まちの作り手7人展」が行われました。
 会場には、布で作った草履や着物のリメイク、人形、帽子、手提げ、ポーチ、腕カバー、マスクなどたくさんの作品が展示即売されました。来場者は「これ良いですね」と試着したり、手に取って眺め「手作りの作品がたくさん並び楽しみながら見ました。久しぶりのギャラリー作品展示は嬉しいですね」とショッピングのひとときを楽しんでいました。

 

 


   碓井秀典(東京都港区在住 原水出身)

(23)井戸の茶碗

 初めて聴いた時の出来不出来で、噺と噺家の評価が決まることがあります。今回の三遊亭遊馬「井戸の茶碗」がそれに当たります。もちろん良い方の意味で。5代目志ん生のが名演と言われていますが、ちょっとこなれすぎた感じです。武家噺なので遊馬のが、ちょうど良い「折り目」があるように思います。

 「和樂(2014年10月号)」によると、国宝指定の茶碗は全部で8つ。その中に「大井戸茶碗 銘 喜左衛門」というのがあります。元々は朝鮮半島で焼かれた日常使いの雑器で、豪華絢爛というのではなく、「粗く素朴な味わいが「わび茶」を大成した利休らの目にとまり…(略)」というところがポイントで、日本人の美意識も大したものです。なぜ「井戸」というかは、「見込み(茶碗の底に至る内側の部分)」が井戸のように深いところからついたという説もあるそうですが、不明というのが定説とのこと。
 三遊亭遊馬は、笑点の水色・小遊三の弟子です。酒については嗜むというより、たしなめられることの方が多いという噂があります(笑)。最初に聴いた印象が良かったので、贔屓にしたいと思っていますが、残念ながら生では聴いたことがありません。この噺、登場人物のみんなが実直で善人という明るい噺で、客・演者の両方から人気のあるいい噺です。


    神田みゆき

(21)つくる責任 使う責任

 NPO法人 SDGs Association 熊本代表、SDGs教育コーディネーターの神田みゆきです。今回は、菊陽西小学校4年生の中本明衣さんの、素晴らしい学びを紹介します。
 「服をリメイクする」ということで、SDGsの調べ学習と共に、実際に自分の小さくなった服とお母さんの服を使ってリメイクをした様子が丁寧にまとめられています。その中の文章を一部引用させていただきます。
 まずはじめに「ニュースなどでよく聞くSDGsって何だろうと思って調べてみようと思いました。」とスタートした調べ学習。「私たちが息切れせずに取り組み続けられることをしよう!という意見があるということが分かりました。そこで私は毎日着る服に注目してみました。」ということで、ファッションと SDGsの結びつきについても調べ、「@環境問題 A労働問題 B大量生産・大量消費」といった問題にもつながっていると気付いていきます。この中で「私にも取り組めそうだなぁと思ったのがB大量生産・大量消費・大量廃棄から見えてきた『つくる責任・使う責任』の目標です。」と書いた明衣さんは「服のリメイク」にチャレンジ。
 分かったことには「ものを消費するということは、それを作り出す資源を消費しなくてはいけないのです。このまま物を作り続ければ、資源がいつかなくなってしまう可能性が高まります。」と書き、感想にはSDGsに関する学びと共に、「作っただけでなく、妹に喜んでもらえて私まで嬉しくなりました。SDGsを学んで心まで豊かになった気がしました。」と書いてありました。
 調べるだけでなく行動に移すということ、さらに、SDGs達成のために行動することは、心の豊かさにもつながるという気づきの素晴らしさに感動しました。
 大人の私たちには何ができるでしょうか。みんなで改めて考えてみませんか。


   自家焙煎珈琲しゃらん  舩元 優二

(56)コーヒー豆10年ぶり高値


 コーヒー豆の国際価格が一段と上昇し、10年ぶりの高値となりました。7月に最大生産国ブラジルを襲った27年ぶりの深刻な霜害の後遺症が心配される中で、ラニーニャ現象が発生。中南米で天候不順となり生産が減るとの懸念が再燃しています。一方、先進国を中心に需要は回復傾向で、海上輸送の混乱も相まって品薄感が強まっています。日本で製品値上げの動きがさらに広がる可能性が出てきています。
 レギュラーコーヒーに使う高級品のアラビカ種は指標となる米ニューヨーク市場の先物(期近物)が11月24日に一時1
ポンド247.55セントと2011年以来の高値をつけました。10月末から2割上昇し、年初比では9割強高くなっています。夏にいったん収まったブラジル産が減るとの懸念が再び意識されてきています。21〜22年度は隔年で収量が減る「裏年」で、生産減は織り込み済みでした。米農務省によると、ブラジル産アラビカ種は、前年度比3割減少。インスタントコーヒーに使う汎用品のロブスタ種を含めても2割減る見通しになっています。足元ブラジルでは開花が進むが、結実には適度な降雨が欠かせません。専門商社ワタル(東京・港)では「降雨不足で生産が落ち込めばいっそう需給が逼迫するとの見方から、投機筋の買いが入っている」と見ています。
 相場高騰はコーヒー製品に波及してきています。ネスレ日本は、11月、22年1月1日から家庭用や業務用コーヒーの10%〜20%値上げを発表。キーコーヒーなど国内各社は既に20%の値上げを打ち出しています。我々コーヒーをこよなく愛する者にとっては、一段の製品値上げに”たまりません”でも、美味しいコーヒーをもっと追求し、皆様に提供していきたいと思います。


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