ワンネス 1032号  2022/04/24発行

歌や踊りでコロナを吹き飛ばせ
芸乃会ミニ発表会

   

 

 長年培った芸を披露し、楽しく芸を磨こうと、芸乃会(本田代表)の第5回ミニ発表会が3月26日(土)、スタジオ美風で行われました。
 ステージでは、歌や踊り、楽器演奏などがあり盛り上がりました。また、出演者や来場者の手の消毒や30分に1回は換気するなど、コロナ対策も行いました。
 「いちから二人」を歌った實取鉄子さんは「コロナ禍でなかなか人の前で歌うことができませんでしたが、久しぶりにステージに立って歌いました。気持ち良かったし、ストレス解消になりました。楽しかったです」と話されました。



ウクレレのもう1つの楽しみ方
下津久礼区 河野 浩さん

 コロナ渦にあって世界中で「ウクレレ」ブームです。私も始めて半年が過ぎました。「ストローク(かき鳴らし)」奏法ではウクレレの表面板にキズができるので「ピックガード」を貼るのが有効です。
 私は「遊び心」気分で、市販品ではなくオリジナルのピックガードを自作してみました。お気に入りデザインの「クリアファイルや下敷き」をカットして両面テープで貼れば、演奏技術は別として見映え(今はインスタ映えか)する自分だけのウクレレに変貌します。
 ウクレレをお持ちの読者の皆さん、お試しあれ!

  

 

 



ヒョウタン棚を作りました

 菊陽西小学校(吉永校長)では4月4日(月)、4年生の理科の時間に育てるヒョウタンの棚作りを行いました。
 作業したのは、学校運営協議会の園田さん、内野さん、ボランティアの古川さん、PTA役員、先生方。新山区の前村さんからいただいた竹を使い棚を作りました。5月頃には苗を植え付け、秋には収穫の予定です。
 ヒョウタンの観察を通して、植物は季節とともにどのように成長するのか調べていきます。

 

 


   宮良弥誉

(2)合谷・足三里

合谷(ごうこく)
 手の甲を上にして親指と人差し指の付け根の間で、やや人差し指よりのへこみの部分です。痛気持ち良い強さで押すと、手の疲れ、手関節の痛み、手指のしびれを和らげます。同時に体全体の疲れのツボの一つでもあるので、優しくしっかりとほぐすことで緊張がや緩みます。リラックスしてゆっくりとした呼吸で行うことが大切です。

 

足三里(あしさんり)
  膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみに人差し指を置き指幅4本をそろえて小指があたっているところです。
 長時間歩いたり、長時間立ちっぱなしの足の疲れを解消するツボです。


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  碓井秀典(東京都港区在住 原水出身)

(27)人形買い

 他の噺・噺家もしばらく続きますが、現在のところは笑福亭仁鶴の「人形買い」を聴きながら、夜寝ついています。なので、最後まで聞いたことがほとんどなく改めて何度か聴き直し、こんな下げだったかと気づいた次第です。仁鶴は、70年代に喉を痛めてトーンを抑えたじっくり聴かせる芸風に変わったそうで、睡眠誘導効果の高いなんともユルイ、子守唄のような心地よい話し方です。

 江戸時代のお金の話なので少し解説を。24軒から96文ずつ集めて2貫400になる、というところが出てきます(1貫は1,000文で、1/4両=4朱=1分)。96×24だと2,304文にしかならないのでは、と思いますが、なんと江戸時代には96文を紐に通すことで、100文として通用する商慣習だったそうなのです(九六銭 クロクゼニ)。それで2貫400と言っているのですね。これは明治になってから廃止されたそうです。銀行ではたった1円でも合わななければ、何度も計算し直す、という話を聞いていたのでびっくりですね。
 仁鶴、NHKの土曜日お昼の番組の司会者を長らく務めていましたが、奥様が亡くなってから5年ばかり出演していませんでした。どうしたのかなと心配していましたが、骨髄の病気で2021年8月17日、84歳で永眠しました。合掌。


   神田みゆき

(25)SDGsとの出会いと今後の展開


菊池郡市内の保護司が一堂に会しての研修会の様子

  NPO法人SDGs Association熊本代表理事、SDGs教育コーディネーター協会 代表、Universe Quest代表の 神田みゆきです。
 熊本地震から6年が過ぎました。まだ6年、もう6年。それぞれに、色々な感じ方があるのではないかと思います。
 私は熊本地震をきっかけにSDGsを知りました。震度7を観測した益城町は私の祖母の住む町でもありましたし、ちょうど子どもの育児休暇期間中に起きた地震だったため、私は子どもをおんぶして様々な支援活動の場に参加しました。そこで、あらゆる分野の素敵な方々と出会い、そんな方々を繋ぎたいと思うと同時に、何というキーワードで繋いだらいいかと考えていた時に教えてもらったのがSDGsでした。
 これまで延べ2万人以上の方々にSDGsを直接お伝えしてくることができました。今でこそ、SDGsを知る人も増え、教科書にも載るような時代となりましたが、5年前はまだ知る人が大変少なかったのを昨日のことのように思い出します。
 SDGsを考える入り口として、以前記事でもご紹介させていただきましたが、「地球や日本、熊本で起きている課題」について考えるというワークと、「日本や熊本のいいところ」を書くワークを毎回のようにやっているのですが、ここで課題を感じています。それは思った以上に「いいところ」を書ける人が少ないというところです。
 そこで、私はまず、熊本の世界一や日本一、熊本自慢をSDGsと紐づけて語れる人を増やすというプロジェクトを実行していきたいと考えています。例えば皆さんは、「熊本の自慢は?」と聞かれたら、いくつ答えることができるでしょうか?また、「それはSDGs何番に繋がるものでしょうか?」と聞かれて、番号をイメージできますか?
 今後は熊本を誇りに思い、熊本の魅力を語れる子どもたちを増やし、世界に発信できるような人材を育てていくと同時に、熊本の教材で授業ができる仕組みづくりを目指し、色々と取り組んでいく予定です。
 取組の詳細につきましては、今後ご紹介させていただきますのでご期待ください。


  自家焙煎珈琲しゃらん  舩元 優二

(59)焙煎が職人芸から変化してきている

 焙煎というと、長年の経験が必要な「職人芸」というイメージがあります。でも、最近のコーヒー店には、若いロースターも多くなってきています。昔と今では、焙煎に対する考え方が変わってきているのではないかと考えます。昔は、コーヒーの品質。つまりコーヒーの液体の品質を上げるために、焙煎というのは重要なファクターでした。コーヒーのポテンシャルを最大限に発揮するためには、焙煎技術が必要不可欠だったのです。一方、現在は生豆の品質が最重要視されてきています。焙煎はなるべく可変要素を少なくして品質を安定させようというのがトレンドです。以前はどうして焙煎が重要視されていたのでしょうか。スペシャルティコーヒーという高品質な生豆が無かったころは、味づくりの肝は、焙煎だったからではないでしょうか。「焙煎によって、味を創る」という概念が現在よりもすごく強かったのではと思います。
おいしいコーヒー屋さんのイメージは間違いなく「良い焙煎」をしていたことになります。
 良い焙煎とは、コーヒー豆を焦がすことなく、コーヒー豆の中心部まで均一に火が通っている焙煎です。コーヒーは甘くて、クリーンであり、マウスフィールがふくよかで、柔らかい味わいになります。おいしいコーヒーを安定して出すためには、微妙な火力調整と排気調整が必要です。「焙煎が職人芸」と考えられていたのは、多くの時間と経験が必要だったためです。昨今は、コーヒー好きな方が、自宅で専用の鍋を振りながら生豆を投じ、自宅焙煎を楽しむ人が増えてきている話を聞きます。


  保護司会菊陽支部長 熊谷和信

(3)保護司ってどんな人がなっているの?

 保護司とは、犯罪をした人や非行のある少年を隣人として受け入れ、信頼関係を築きながら再犯・再非行のない人生を歩んでいけるよう支えていくのが保護司の務めです。
 又、犯罪予防などの啓発活動として、街頭キャンペーンやJR駅でのあいさつ運動にも取り組んでいます。
 かつて、保護司は誰にも知られず活動する裏方ボランティアでしたが、今は罪を犯した人の立ち直りや、保護司活動について積極的に情報発信するようになり、地域の皆さんに理解が図れるようになりました。
 現在(2022年4月)、菊池郡市内には男性55名、女性22名の保護司が研修を受けながら活動しています。年齢層では、どうしても人生経験豊富な年代で、しかも時間的に余裕のある定年退職者や自営業者や主婦の人が多いように思います。保護司になるには66歳以下などある一定の要件を満たす必要はありますが、そんなに厳しいものではありません。もし、この記事を読んで興味を持たれた方や保護司として適任と思われる方がおられたら、その情報を熊谷までもらえると嬉しいです。


編集後記

モッコウバラ

 我が家の庭にもたくさんのお花が咲いています。きれいで癒されています。
 5月のワンネス発行日は15日と29日です。   
(ワンネススタッフ)