ワンネス 1043号  2022/10/09発行

喜びも悲しみも共に50年
菊陽町金婚夫婦表彰式典

 菊陽町と熊本日日新聞社が主催する金婚夫婦表彰式典が9月15日(木)、菊陽町図書館ホールで行われ、昭和47(1972)年に結婚された49組の夫婦の金婚を祝いました。
 式典の前には、優貴保育園の園児による合唱「手のひらを太陽に」などが披露され、かわいい歌声で金婚夫婦の皆さんを祝いました。その後式典が行われ、後藤三雄菊陽町長のあいさつや来賓祝辞、祝電披露が行われました。     
 表彰状の贈呈では、菊陽町からの表彰状と記念品を田中健二郎さん・信子さん夫妻、熊本日日新聞社からの表彰状と記念品を前田康彦・昌子さん夫妻が代表して受け取りました。また、濱本敬次郎さん・和子さん夫妻と松永農夫也さん・もと子さん夫妻が、金婚夫婦作文を発表し、田中健二郎さん・信子さん夫妻が式典への謝辞を述べて、閉式となりました。

 

 


「祝 大津高校百周年」
のぼり旗で応援します!

 この秋、母校がめでたく創立百周年を迎えるにあたり、創立百周年記念事業実行委員会ではさまざまな記念事業や応援支援を行っています。
 最近、大津町や菊陽町で右に掲載されている写真のような青いのぼり旗を見かけませんか?大津高校卒業生の事業所を中心に10月28日(金)に開催される百周年記念行事を盛り上げようと、9月から10月の2ヶ月間、のぼり旗をあげて応援しています。もし青いのぼり旗を見かけましたら、ぜひお気軽にお声掛けください!
 開催当日までカウントダウンに入りました。地元地域で頑張っている大津高校に今後とも温かいご理解とご支援を宜しくお願い致します。
  
文・写真提供
大津高校創立百周年記念事業実行委員会

 

 



菊陽町の未来を
   考えるあ講演会

 9月1日(木)、菊陽町未来を考える講演会が菊陽町図書館ホールで開催されました。
 菊陽町後藤三雄町長や衆議院議員坂本哲志氏、熊本県副知事木村敬氏、熊本県議会議員中村亮彦氏のあいさつの後、肥後銀行頭取で熊本経済同友会代表幹事の笠原慶久氏による「熊本県・菊陽町の現状と未来」と題し基調講演が行われました。菊陽町に2024年生産・出荷開始予定のTSMCの経済効果などのメリットや交通渋滞などのデメリット、菊陽町の課題や未来を話されました。この後、基調講演を行った笠原氏と菊陽町商工会後藤一喜会長、後藤菊陽町長が登壇し、フリーディスカッションも行われました。

 

 

 


  パソコンサポート  高畑圭輔

(94)フィルターバブルをご存知ですか?

  みなさんは「フィルターバブル」という言葉をご存知でしょうか?普段インターネットを利用する際に検索サイトを利用すると思います。実はその検索結果は一人ひとり違うものになっています。検索サイトはユーザーの今まで検索した単語やクリックした履歴、居場所など様々な情報を記録しておりそれを元により求められているであろう検索結果を表示します。これ自体は非常に便利な機能なのですが、別の問題が引き起こされてしまいます。それは「自分が見たい情報ばかりが集まってくる」という現象です。逆にいうと自分が見たくない情報はでてこない、ということになります。その結果、自分が見ている情報に偏りが出てしまいます。このことをフィルターバブルと呼ばれています。これにより激しい思い込みや陰謀論を信じ込む、といった社会的な問題に発展していきます。インターネットで調べ物をする時はこのことを念頭に置き、書かれていることを鵜呑みにしない、検索ワードを変えて別の視点から情報を探す、といった工夫が必要です。色々な方法で調べてみて「検索力」を上げていきましよう。


  (220)上体のストレッチ

   

 両足は肩幅に開き立ちます。写真@のように頭上で両手をあげ右手首を左手で持ち、息を吐きながら上体を右側にひねり、顔は斜め上を見ます。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。手の持ち方を反対にして同じ要領で行います。左右2回ずつ行ってください。

 全身の力を抜いて床に寝ます。写真Aのように顔の前で右手首を左手で持ち、息を吐きながら手に先へ引っ張るように伸ばします。息を吐き終わったら吸いながら元に戻します。手の持ち方を反対にして同じ要領で行います。左右2回ずつ行ってください。
 今回は普段使わない筋肉のストレッチです。時間をかけてゆっくり行ってください。この動きはイスに座ってもでき、肩こりにも効果があります。また、寝る前に行うと安眠効果が期待できます。


  三里木区  たわらや酒店  宇野功一

(185)日本の鉄道150年
これからの日本の鉄道と食と酒を考える

◆汽笛一斉新橋を から150年
 10月14日は「鉄道の日」です。1872(明治5)年に新橋〜横浜間に鉄道が開業した日です。今年でちょうど150年を迎えます。
 鉄道は、イギリスにおいて発明されました。1830年、リバプール〜マンチェスターで開業すると、瞬く間に世界中に広がりました。元々は、物資の輸送でしたが、やがて人の輸送にも利用されました。
 江戸時代、藩の外へ向かうことは容易いものではありませんでしたし、山や谷を越えるのも大変でした。鉄道の敷設により、人々は容易に移動することが可能となり、観光ブームが起こりました。
 大正時代には、蒸気機関車を含む鉄道車両はレール製造に国産化が進み、日本独自の進化を遂げてゆきます。そして、今現在の日本の幹線鉄道網が完成するわけです。
 戦前、日本における有名な特急列車は、特急「燕」(つばめ)が1930(昭和5)年に登場します。東京〜神戸間を9時間で結びました。もちろん、蒸気機関車が客車を牽引するスタイルです。
 その後、再び日本の鉄道が、世界をあっと思わせたのは、なんと言っても、1964(昭和39)年10月1日に開業した東海道新幹線「ひかり」号の登場です。時速210q/時・東京〜新大阪間を4時間で結びました。このような新しい技術の粋を結集して、新しい時代の鉄道が次々に生み出されて行きました。その進化は今でも脈々と続いています。新幹線の営業最高速度は300q/時になりましたし、次世代を担う中央リニア新幹線も2027年の開業を目指しています。最高時速500q/時といいますから、途轍もない早い鉄道ができるわけです。
 日本初の駅弁は、1885(明治18)年、宇都宮駅で販売されたそうです。竹の皮に包んだおにぎり2個と沢庵だったそうです。今や駅弁の種類は全国に約3000種類発売されているそうです。車窓を眺めながら、その地域の特産品がぎゅっと折の中に詰められた弁当は、日本の食文化そのものであると思います。
 現在では、全国各地に「ななつ星」を皮切りに豪華クルーズトレインがお目見えして、たいへんな人気を博しています。
 その一方で、全国で過疎化が進み輸送量が少ない地方ローカル線の経営が問題となっています。鉄道は、ネットワーク(路線網)だから意義があるのでありますから、これ以上赤字ローカル線の廃止は望みません。
 全国津々浦々に名産品、銘酒があるのは、これまでその土地を持続可能な限り守ってきた方々がいたからです。
 地域の特産や銘酒を広めるためには、SNSの他に、実際にその地域を訪問できる手段=鉄道の存在は大きなものになっていくと思います。


   矢原正治

(185)ミソナオシ マメ科

 熊本市内に『味噌天神』があります。そこには、味噌の腐敗を抑えるとして笹(竹)が植えられています。また「味噌を直す」という意味で「ミソナオシ」という植物があります。
 マメ科のミソナオシは、一見、草に見えますが、低木です。原因は、1年目の樹高は30cm位、茎が緑色で、草のように見えるからですが、2年目の、樹皮が茶色に変わり1m弱の細い茎の木になります。7月終わりから花が咲き始め、9月になると種子が出来、横を歩くと、ズボンにペタリとくっ付き、くっ付き虫で種子を移動させます。中国では全草を「青酒缸(せいしゅこう)」、根を「青酒缸根」と呼び、生薬として用いられます。2013年(平成25)に、茎、葉に含有されるフラボノイド類に味噌に発生する白カビを抑制する効果があることが、徳島大学薬学部の研究で確認され、味噌の腐敗などを抑制する効果が科学的に明らかになっています。
 植物は自分が生きるために、抗菌、静菌など、微生物の増殖を抑制する効果を持っていますが、その強うさには強弱、特異性があります。昔は、食品の腐敗・食中毒防止に植物を用いていましたが、今はプラスチック製に代わったものが多くあります。例えば、弁当を買うと、容器、中に「緑色のギザギザ」があります。何かご存じですか?元は抗菌性のある「ハラン(バラン)」、植物の葉を用いていました。またナンテンの葉、竹の葉なども、ほとんどがプラスチック性になってしまいました。昔々は、「おにぎりに梅干し」周りを「タケノコの皮」で巻いて、腐敗を予防していました。
 プラスチック製品が安価、安全管理が安易になった今、プラスチック製品の利用が増え、ポイ捨て、自然界へのマイクロプラスチック公害が問題になっています。マイクロプラスチックは、地球を回り回って、私たち動物の肺、血液中に、人の体内にも入っていると言われています。いつ被害が出るのでしょうか?植物由来の製品は、自然に戻りますが、プラスチックは何百年も分解しません。コロナ禍、利用の増えているマスクもプラスチック、ポイ捨てをしないで、可燃物ゴミに。タバコのフィルターもプラスチック、灰皿に。
 ウイルスも怖いですが、プラスチック類のポイ捨ても、回り回って怖いことに。皆様の、特に若い人達の、ご健康をお祈りいたします。ストレスの少ない、人に余り迷惑をかけない、楽しい生活を、お送りください。『健康第一で』


  田中悠

(34)厚揚げと秋野菜のオイスターソース煮込み

 皆様こんにちは♪日が暮れるのも早くなり、すっかり秋めいてきましたね。秋といえば美味しい野菜が沢山!(*^-^*)今回は秋の味覚の代表格のカボチャときのこを使った、あったかほっこりな中華風煮込み料理のレシピをご紹介します。

厚揚げと秋野菜のオイスターソース煮込み

【材料】
厚揚げ 2枚 / カボチャ 150g / しめじ 1株 / えのき 1株
ゴマ油 大さじ3 / 水 200cc / 砂糖 大さじ2 / 醤油 大さじ2
オイスターソース 大さじ3 / 片栗粉大さじ2 ・小ネギ 適量
 

【作り方】
@カボチャはよく洗った後、皮ごと1p程度にスライスし、少量の水と一緒にタッパーに入れ、蓋をしてレンジで3分加熱する。
Aしめじとえのきは石づきを取り、手でほぐしておく。
B厚揚げは2p程度に角切りにする。
Cフライパンにゴマ油をひき、厚揚げと加熱したカボチャを入れ、まんべんなく焦げ目が付くまで焼く。
Dしめじとえのきを加えてさっと炒めたら、水、砂糖、醤油、オイスターソースを加え、1分煮込む。
E少量の水で溶いた片栗粉を流し入れ、とろみがついたら皿に盛り、お好みで小ネギを散らして出来上がり。

 きのこはこの他にもしいたけやエリンギ等何でもOKです。丼にしても美味しいですよ♪
 

★Instagramで料理の写真公開しています。レシピのリクエストも受け付けています。★

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