ワンネス 1048号  2022/12/25発行

いらっしゃい サンタさん
たゆやか クリスマス会

 障がいを持った方とその家族やボランティアさん達と一緒に遊びながら活動している「たゆやか」(南代表)の設立20周年記念クリスマス会が12月10日(土)、菊陽町福祉支援センターで行われました。
 南代表の「Merry Xmas」と乾杯の音頭でクリスマス会が始まり、南代表のユーホニアムの演奏やおはなしの森さんさんのメンバーのお話の後、サンタさんがそりに乗って登場。参加者にプレゼントを渡しました。また、音楽ボランティアぐるぐるのクリスマスコンサートもあり、楽しい一日を過ごしました。

 

 


民謡民舞全国大会
国土交通大臣賞を受賞

青葉台区 外村信子さん

 公益財団法人日本民謡協会主催の令和4年度民謡民舞全国大会が10月27日(木)〜30日(日)、神奈川県のカルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)で開催され、熊本県民謡「肥後五十四万石」を歌い、壮年部旗戦(松の組)で優勝し、国土交通大臣賞を受賞することができました。
 平成28年の熊本地震で被災した熊本城のことを風化させないために、6年前より歌い続け全国で披露でき嬉しい限りです。
 当日は、緊張しつつも熊本城の姿を思い浮かべて気持ち良く歌うことができました。東北地方の圧倒的な津軽民謡と違い、お座敷唄で優勝できるとは夢にも思わず、民謡歴38年の中で感無量の出来事でした。
 この全国大会は、北海道から九州奄美大島の各連合大会で代表が決定しても1年後の出場となりますのでコロナ禍でも開催していただいたことに感謝致します。
 これからも歌える限り、またチャレンジできればと思います。

 

 

 


健康寿命をのばす
   グラウンドゴルフ

老連グラウンドゴルフ大会

 菊陽町老人クラブ連合会(酒井良一会長)のグラウンドゴルフ大会が11月
17日(木)、菊陽町杉並木公園スポーツ広場で行わわれ、112人が参加しました。
  開会式では山下三喜男さんが「コロナに負けず、菊陽町の健康寿命を延ばすべく、今日一日“明るく楽しく元気よく”プレーすることを誓います」と選手宣誓の後、試合開始。参加者は「今日はころばんなー」と残念がってみたり「やった!入った!ホールインワン」と喜んでいました。
  総合優勝は緒方義時さんでした。

 

 

 



晴天の中の
  すぎなみフェスタ

 にんじんの里菊陽町すぎなみフェスタが11月12日(土)、菊陽町杉並木公園スポーツ広場で開催され、たくさんの来場者で賑わいました。
 ステージでは、保育園の遊戯披露や人参釣り大会、デリシャスパーティ・プリキュアショー、菊陽町商工会女性部の踊りの披露などがあり盛り上がりました。出店ブースでは、手作り品やリサイクル洋服販売、焼きそば、ポップコーン、フライドポテトなどの食バザーもあり大盛況でした。

 

 

 



3年ぶりの開催
  秋のおはなし会

 菊陽町図書館おはなしボランティアおはなしの森さんさん(高橋代表)の秋のおはなし会が11月13日(日)町図書館視聴覚室で行われました。
 「ろうそくのうた」で始まったおはなし会は、絵本の読み聞かせや語り、紙芝居、ブラックパネルシアターでの「かちかちやま」などが披露されると、来場者はお話の世界へ引き込まれていました。

 

 


  碓井秀典(東京都港区在住 原水出身)

(35)聖夜

 クリスマスなので「聖夜」を。演ずるのは枝雀の弟子 桂雀三郎。この雀三郎、前回はどのように紹介していたか調べようとしたら、なんと今回が初めてと分かりびっくり!。とうの昔に取り上げているつもりだったんですが。爆笑派ですが「野太い声による豪快な本格実力派(Wikipedia )」で、新作古典ともに演じます。今後ネット上で見つけたらどんどんとり上げます。笑いたければ雀三郎です。

 太融寺というお寺での高座ですが、家族連れが大勢いる模様。3年保育とかの身近な言葉に子供達が喰い付きました。他の噺のパロディがちりばめられているし、大人のハナシも出てくるのに、わからないくせにゲラゲラと笑っております(おかげで聴き取りにくいところも)。演者と観客が一つになった大盛り上がりの面白くて楽しい落語会です。小佐田哲也原作によるもので、かなり希少で、これが削除されたらもう聴く機会はないかもしれませんゾ!(広告が多くてすいません、スキップしてくださいね)


  神田みゆき

(33)「誰ひとり取り残さない」とは?

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事 Universe Quest代表の神田みゆきです。
 今回は、SDGsの大切なメッセージである「誰ひとり取り残さない」という言葉について考えていきたいと思います。
 「誰ひとり」とは誰のことなのでしょうか?私は「地球上のあらゆる命」という意味があると同時に、そこに「自分自身」も含むとお伝えしています。
 人のために、家族のためにと、本当は疲れていても、余裕がなくても頑張りすぎてしまっていませんか。
 お話しの機会のたびに、お伝えしているメッセージがあります。それは「自分となかよくしてください」ということです。
 自分となかよくするということについては、「わたしとなかよし」(瑞雲舎)という絵本があるのですが、こちらがとってもわかりやすいのでご紹介します。
 「私には素敵な友達がいるの。それはね、私」から始まる絵本。「私は私となかよくするの。だから、ご飯ももりもり食べるよ。歯もみがくよ」「失敗したら、へっちゃらへっちゃらって声をかけてあげよう」といった感じでお話は進みます。
 いかがですか。皆さんは、わたしとなかよくできているでしょうか。
 絵本の最後にはこう書かれています。「世界中どこにいたって、何をしていたって、わたしはいつも私と一緒。ね、すてきでしょ」
 そう、この肉体は生まれて死ぬまでずっと一緒。まずは、ちゃんとご飯食べて、寝て、健康であること。そして、自分自身が笑顔でいることって大事です。

 
 前回もお伝えしましたが、笑顔になれないときは、そんな自分を責めるのではなくて「そんなときもあるよね」って自分で自分をゆるす。それも、自分を大事にする ということだと思います。
 そして、大丈夫大丈夫と声をかけ、自分自身の可能性を信じる。それが「自信」となっていくのだなと思います。「自分を大事にするためにできることはなんですか?」年末は、少しゆっくり時間も確保し、笑顔で良い新年をお迎えください。


  自家焙煎珈琲しゃらん  舩元 優二

(67)コーヒーの植え付け 収穫について

  コーヒーの木は、苗床で種まきされてから大切に育てられ、成長の状態を見て土壌に植え返されていきます。ブラジルなどでは苗床で1年間、他の産地でも6ヵ月程度は苗床で成長したものを植え返しているのが一般的です。成育は植えつけた標高によって大きく差が生まれますが、一般的には植え付けて3年目でジャスミンのような香りがする白色の花が咲きます。この時点でアラビカは受粉しており、直ぐに小さな緑色の実を見ることができます。ここから約半年コーヒーの実は大きくなる成長期、緑から赤に変わる成熟期を迎え、やがて収穫の時期となります。生産国の収穫期は大きく分けると3つに分けられます。品質の高い豆は、一般的に収穫期の後半以降に収穫されます。
@北半球の農地(10月〜3月頃)
中米、カリブ海、エチオピア、ベトナムなどA南半球の農地(4月〜9月頃)
ブラジル、ペルーなど
B赤道直下(年に2回)
コロンビア、インドネシア、タンザニア、ケニアなど
 収穫には大きく2つの方法が存在します。1つは機械による収穫ですが、ブラジルの大型農園の平坦な土地のみで行われています。もう一方が手によって収穫するスタイルで、熟した実だけ手摘みする方法からしごきとる方法まで、さまざまですが、世界の大半のコーヒー農園ではこの方法です。コーヒー生豆の最終的な品質を決める、大きなポイントは収穫するチェリーの熟度です。コーヒーの実は、一度に均一に熟しません。熟したものも未熟なものも全部一度に収穫してしまえば、作業効率は良いですが、未熟な豆が混じります。熟した実だけを収穫すると、作業効率は悪いが、熟した実だけを集めることができます。


  保護司会菊陽支部長 熊谷和信

(11)保護司のやりがいとは

 保護司としての原点は、仏教の教義に発していると言われております。それは「亡己利他(もうこりた)」という教えです。これは、「己を忘れて他を利する」と読めます。「利他(他を利する)」とは何か。「悪事は己に向け、好事は他に与え、己を忘れて他を利する」とあります。「悪事」つまり危険が伴う仕事は私が引き受け、「好事」危険を伴わない仕事は他人に回して上げなさいという意味です。
 このような思いで私たち保護司は菊陽町に犯罪のない、安心安全な地域づくりを目指して活動しています。実際、現在どのような思いで保護司活動をしているのか、感想を紹介します。
 「保護司をやって一番嬉しいことは、対象者(犯罪者)と面接を重ねているうちに対象者の生活環境に安心感・居場所ができて会話が進み、笑顔が増え元気になられてくることが一番かな。どの面接も『アーそうだったのか』『そんな考えもあるんだ』と、会話の中に細かな思いやりの心遣いに学ばされる事が多い。これまで生きてこられた人生、そしてこれからの人生、貴重な体験を語っていただけ、対象者の大事な節目に出会えて寄り添えることは有り難い」(保護司経験:8年 70代 女性)


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