ワンネス 1054号  2023/03/26発行

久しぶりの発表会
東部町民センター発表会

 第37回菊陽町東部町民センター(西本所長)の発表会が2月12日(日)、同センター多目的ホールで行われました。
 ステージでは、各講座の講師紹介の後、大正琴やキッズエアロビクス、ふれあいサロン、ひよっとこ踊りなど発表がありました。また、会場内には小学生書道教室や、下げもの教室などの作品も展示されていました。内村さんは「3つの講座の発表に出演しました。無事に終わりました。先生方のおかげです」と笑顔。「道中千里」を歌った中村さんは「歌詞を忘れないか緊張しました」と話されました。

 

 


いざというときのクッキング
食育研修会

 菊陽町青少年健全育成町民会議「食育研修会」が2月8日(水)、菊陽町中央公民館調理室で行われ、15人が参加しました。
 今回は、生涯学習課社会教育指導員の内田早苗さんの指導で「防災意識の向上・災害時に備えた学習」をテーマに非常時に大切な家族を守る「食」について考えようとビニール袋を使い、炊飯と煮込みハンバーグ、たまごスープを作りました。
 参加された方は「身近なもので工夫次第で災害時でも料理ができることを知り、勉強になりました。災害はあってはならないことですが、その時には今回勉強したことを生かしたいです」と話されました。

 

 


料理の基本を学ぶ 
Global Smile Japan

 Global Smile Japan (松本代表)では2月1日(水)、菊陽町三里木町民センター調理室で、東京都在住で、おだしプロジェクト代表の土岐山協子さんを招き「自炊したいけど料理を習っていないから作り方がわからない」そんな悩みを解決し、自炊する人を増やすことを目的とした「ゼロからはじめる自炊塾」を行いました。
 土岐山さんは「和食は世界で一番早くできる料理です。煮物を崩さないコツは、みりんの後に砂糖、醤油を入れます」と料理のコツなどを話されました。参加された方は「目から鱗でした。これまでの料理についての知識を改めて考え直すことができました」や「鍋で炊くご飯は美味しかったです」と感想を話されました。

 

 


ギャラリー「クロストークL&E」
5の日のティータイム

 毎月5の付く日(5・15・25日)の午前10時〜午後1時ティータイム、午後2時から4時お楽しみイベントを行っています。

 2月25日(土)、のお楽しみイベントは、上津久礼区の安田さんご夫妻による大正琴の演奏でした。「瀬戸の花嫁」や「川の流れのように」など、そして、みんなで歌いましょうと「学生時代」など9曲が演奏され、楽しい音楽のひとときでした。

 


  かいご太郎  (8)

 仕事中は家族からのメッセージ開封は後回しにするのだが、最近めっきり少なくなった息子からの LINE が嬉しかったので歩きながら読むことにした。小学生の頃は、どうでも良い内容のメッセージをしょっちゅう送ってきていたのに、思春期なのか?などと考えながら含み笑いで読んだメッセージに、私の笑顔は引きつったと思う。「じいちゃん余命半年らしいよ」。
 父と私と中3の息子の3人暮らし。29歳で離婚した私が、小学生の息子と実家に戻って来た時「おかえり」としか言わなかった父。その3日後の日曜日「俺も仕事しよるけん、こいつにも携帯ば持たせにゃんね」と、息子にスマホを買い与えてくれた。
 お酒が大好きで、病気になってもアルコール消毒で治すと豪話していた。定年退職後は病院に行くこともほとんどなかったのだが、便秘が続き、市販薬が効がないからと近所の内科を受診したとき、お医者さんから「ちょっと大きな病院で検査しましょうか」と大学病院を紹介されたのが1週間前。そして久しぶりに早く帰宅した息子に、父は笑いながら「末期の大腸がんと告知された」と話したそうだ。
 あんなに元気な父が半年後この世らいなくなる?私の頭は真っ白になった。
続く


  碓井秀典(東京都港区在住 原水出身)

(38)試し酒

 酒飲みの噺は酒癖の悪いのを笑うものが多く、あんまり好きではありませんが(自分のことは棚に上げて!)、この柳家権太楼(3代目)の「試し酒」は聴いて気持ちの良いものの一つです。

 主人公の久蔵は、ガサツな山家育ちの典型的な下男役の男ですが、性格はいたってよろしい! また、都々逸を披露したり故事の蘊蓄を語るなど、なかなか知的な人物です。「儀狄」なんてこの噺を聴いて初めて知りました!(落語は色々とためになります!) 権太楼の語り口が久蔵の個性にピッタリ合って、単なる爆笑派の看板以上の実力を感じさせます。ただ騒々しく語ったのではこうはいかない。
 この連載の第12回「質屋蔵」の中で、権太楼は柳家小さんが師匠と書きましたが、元々は柳家つばめ(5代目)の弟子だったのが、その死去にともなって、大師匠に当たる小さん門下に直った、というのが正確でした。訂正します。


  保護司会菊陽支部長 熊谷和信

(14)保護司はどうして加害者を支援するの?

 多くの方から私たち保護司に対して「なぜ保護司は加害者ばかりを支援するのですか?」と問われることがよくあります。私たち保護司も、以前は全く同じような疑問を持っていました。私たちの役割は、犯罪者に犯した罪の責任等を自覚させ、二度と同じ過ちを起こさず人生を歩んでいけるよう支えていくのが努めです。彼らを排除すると、更に問題が複雑化します。
 こうして、犯罪をした人の社会復帰支援を充実させることが犯罪予防に繋がるのです。こうした思いで活動する菊陽町在住の保護司の感想を紹介します。
 『私は、知人に誘われ保護司の仕事を知り定年を機に保護司を拝命し3年目になります。まだまだ経験も知識も浅く、今までの人生経験を活かし犯罪や非行をした人たちの理解、指導及び援助に役立てています。犯罪・非行に至る経緯には、生育環境、生活の過程等を理解し処遇に当たらなければならない難しさはありますが、対象者は自立したい働きたいという意思を強く持っており私たちは、彼らに寄り添い立ち直りを支援します。
 保護観察が終了し、対象者の更生、自立に立ち会えることが最大の喜びです。保護司は、地域に貢献できるボランティアです。興味のある方は、我々の仲間になってみませんか?』(保護司経験:2年 67歳 男性)


  神田みゆき

(36)SDGs Quest みらい甲子園

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事 Universe Quest代表の神田みゆきです。
 2023年3月18日はSDGs Quest未来甲子園のファイナルセレモニーでした。「SDGs Quest みらい甲子園」とは、SDGsの目標達成に向けた高校生たちのアイデアコンテスト。新学習指導要領に記載されている“持続可能な社会の担い手”を育てるためにSDGsを起点とした社会課題解決に向けた行動を促す機会をつくるために開催されています。高校生自身の主体的な学びと行動を創発し、社会課題を探究する学習環境の整備し、世代間の繋がりによる実践的行動が起こすチャンスを作ります。
 今回が熊本初開催でした。各賞については熊本日日新聞の紙面とサイトをご覧いただけたらと思いますが、今回は、私がワークショップを担当させていただいたときに高校生から出た意見を紹介します。

   

 ワークショップでは初めにお互いの動画を見た感想を発表しました。審査員などの大人からは出てこなかった視点もたくさん出て素晴らしい発表でした。その後「一歩前進させるために何が必要だと思いますか?」という質問をしました。はじめに個人で考え、3人組で話し合い、出てきたキーワードがこちらです。

   

   

 どのキーワードも普段から考えてきていて、今回ファイナリストに残ったチームの皆さんならでは深みのある回答。これらは高校生のみならず大人にとっても一歩前進するために必要な視点だと思いませんか。
 高校生の皆さんの発表や態度も素晴らしく、また皆さんとても真剣で私の方が元気をもらえる時間となりました。今回の大会の詳細は、・・・くまにちSDGsアクションプロジェクトのページをご覧ください。


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  自家焙煎珈琲しゃらん

(70)コーヒーノキの品種

1 トロピックな印象のティピカ系品種
 起源はエチオピア南東地域。15〜16世紀のいずれかの時点でイエメンに運ばれ1700年代には、インド、その後にインドネシアのジャワ島に渡り、これがティピカ種として認知された。ティピカ種は収量が低く、病害虫にも弱いため現在ではほとんどが別の品種に植え替えられている。フローラルやトロピカルフルーツといったフレーバーがあり、華やかな印象が特徴的です。

2 マイルドな印象のブルボン系品種
 起源はティピカと同じく、イエメンからフランス領のブルボン島に運ばれ、名前がついた。18世紀後半になると、ブルボン島からブラジルを始めとする中南米に広がった。シトラスやストーンフルーツといったフレーバーを感じやすく、まろやかな印象のコーヒーです。

3 華やかな風味が特徴のゲイシャ種
 エチオピアのゲシャ村が起源とされている原生種と言われている。さび病には耐性があるものの、栽培自体が難しく、収穫量も少ない品種。ゲイシャ種が持つ類いまれなフレーバーはとっても人気で需要が高く、高値で取引されている。
 スペシャルティコーヒーとは、コーヒーノキの生育環境が特別な気象、地理的条件にあることで作られる。特徴的な風味を有するコーヒーではないかと考えます。


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