ワンネス 1099号 2025/01/12発行 |
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新年への思いを込めて

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菊陽西小学校門松つくり
菊陽西小学校おやじ委員会(田上委員長)は12月8日(日)、校門前に門松をつくりました。
早朝より、竹は前村さんの竹山より、葉ぼたんは前田さんよりいただき、学校にある松・梅・南天を使い、学校運営協議会委員の園田秀明さんの指導で作りました。田上委員長は「今年は子どもたちにも参加してもらい、竹を切ったり、飾りつけをして体験してもらいました」と話されました。 |
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津久礼ヶ丘区もちつき
津久礼ヶ丘区(緒方区長)のもちつきが12月8日(日)、区内にある延寿寺菊陽支院で行われました。
区の役員さん7人が前日より、蒸し器の準備をしたり、もち米25sを洗い水につけて下準備をしました。
もちつきを体験した子どもたちは「リズムにのってもちをつくのは難しかったけど、自分で丸めたおもちはおいしいです」と笑顔でほおばっていました。
出来上がったもちは、まるもちやあんこもちにしました。 |
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にぎやかに交流しました
みんないきいき交流会
菊陽町東部町民センター(西本所長)の第18回みんないきいき交流会が11月15日(金)、同センター多目的ホールで行われました。
開会行事の後、菊陽町社会福祉協議会 杉さんによる出前講座「困ったときはおたがいさま!」が行われました。次にステージ発表があり、ふれあいサロンの皆さんによる体操や講座生、各地区の皆さんによる歌や踊りが披露されました。 |

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おいしくできました
外国人のための日本の家庭料理講座
きくよう多文化クラブ(田中代表)では、11月15日(金)、外国人のための日本の家庭料理講座を菊陽町中央公民館調理室で開催しました。
講座では18人でちらし寿司、茶わん蒸し、野菜のうま煮などを作りました。
外国人参加者からは「台湾では暖かいものしか食べないので、冷えたものを食べると変な感じがするが、今日のお寿司は冷えてるけど凄く美味しい!」などの感想がありました。田中代表は「とっても好評だったので、いつかまた日本料理講座をやりたいと思ってます」と話されました。 |

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焼きもの作りに挑戦
陶芸教室
宮の上区(米田区長)では、12月1日(日)、区の公民館で陶芸体験が行われました。
約40人が参加し、お皿やマグカップなど思い思いに焼きもの作りに挑戦しました。天草五和町の陶丘工房から先生を招き、お手本を示していただき約2時間で沢山の作品ができました。
作品は天草で焼き上げて1月中旬頃には出来上がる予定ですので楽しみです。 |

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さんふれあ秋の収穫感謝祭
11月24日(日)
直売所で1,000円以上お買い物をすると参加できるお菓子つかみ抽選会や新米獲得じゃんけん大会があり、じゃんけん大会は長蛇の列でした。また、キャベツの重さあての発表や新米おにぎりふるまい、だご汁もあり大賑わいの一日でした。 |

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武蔵ヶ丘団地福祉まつり 11月24日(日)

3町内広場で開催。トランペット演奏やフラダンス、ひょっとこ踊り、早飲み大会がありました。また、おでんや焼きそば、カレー焼き鳥などの屋台も並び、楽しいおまつりとなりました。 |
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少林寺拳法 熊本東スポーツ少年団 活動報告

2024年度少林寺拳法全国大会inふじのくにが11月16日(土)〜17日(日)、エコパアリーナ(静岡県袋井市)で行われ、熊本県代表として庭田朋弥さんと庭田直弥さんが出場しました。
@組演武
一般男子三段・四段の部
⇒予選敗退
A論文の部
⇒優秀賞
庭田直弥さん
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 (247)イスを使ったストレッチ

イスに腰を下ろします。写真@のように左足に膝を曲げて右足首をのせます。息を吐きながら体を前に倒していきます。呼吸は普通にして、10秒間静止します。息を吸いながら元に戻します。この時背中を丸めないように腰から少しづつ曲げていきます。足を変えて反対も同じ要領で行ってください。交互に2回行ってください。
イスに腰を下ろします。写真Aのように右の膝を伸ばして左手でつま先に手を置いて息を吐きながらゆっくりつま先を自分の方へ引っ張ります。呼吸は普通に10秒間ほど静止します。息を吸いながら元に戻します。足を変えて反対も同じ要領で行ってください。交互に2回行ってください。この時膝は曲がらないようにつま先を持てない方は、かかとを床につけて足首をもってください。
とても寒くなってきましたので、ゆっくり時間をかけて、これまでのストレッチを振り返りながら行ってみてください。
今年もよろしくお願いします。 |
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 矢原正治
(212)サトウキビ イネ科

電気エネルギー危機と言う前に、食糧危機がすでに日本の農業・畜産・水産は高齢化、円高で、時給500円の農業・畜産・水産の世界。若者の農業・畜産・水産離れ、輸入に頼りっぱなし。いくら防衛装備を備えても、人が生きる元の食料がほとんど自国生産できなければ国民は元気(普通のエネルギー)も出ない。国産国消で良い食材を食べ、病気(疾病)の前の未病で予防し、生活を楽しめる国でなければ国の存続は厳しいのではと新年に思いつつ、今年も2か所の借りている畑(熊本有用植物研究所 薬用植物園)で農(脳)作業です。
2024年は暑過ぎ、サトウキビの糖度(絞り汁のBRIX:18)が上がらず、12月11日に絞っていただくことになりました。昨年は絞り汁のBRIX:20、12/2で雪が舞う寒い日でした。
サトウキビのラテン名は「Saccharum officinarum」でSaccharum:糖、officinarum:薬用という意味の名前で、エネルギーの元の砂糖を含むので昔は薬用で利用されていました。(今は純白な砂糖・甘い糖の摂り過ぎが糖尿病、肥満生活習慣病の原因に)
サトウキビは、ショ糖(砂糖)を蓄積します。ただ搾汁液は酸性化でショ糖を分解する酵素のインベルターゼが含まれ、インベルターゼは酸性で働きますので、搾汁に消石灰(水酸化カルシウム)を加えアルカリ性にし、酵素の働きを止め、加熱濃縮しますとメーラード反応が進み、黒褐色が増し普通の黒砂糖ができます。
私が朝倉町(福岡県)で搾汁&濃縮をお願いしている作業所は、消石灰は使用せず、搾汁後素早く加熱し、ショ糖を分解する酵素を失活、BRIX60位まで濃縮、沈殿を行い、上積みをさらに濃縮、黄金色に輝く「黄金のキビ糖」が出来ます。
黄金のキビ糖は黒糖よりも旨味&舌触りが良く、機能性は、1)カリウムも多く含み、ナトリウムの排泄を助け高血圧予防に効果。2)疲労軽減、咳止め、便秘解消、喉の渇きの改善などの効果があります。
サトウキビの植物全体を見ると、搾りかす(バカス)からバイオエタノールを、バカスには抗酸化作用を持つポリフェノールを含み、他に植物繊維と糖分もあり、家畜(動物園のゾウさんも大好き)の餌に利用すると糞尿の匂いの減少、土壌改良などに。葉は染色などに利用されています。
米と大豆に加え、サトウキビとサツマイモは食を救う植物かも知れません。国産国消ができる農業が復活しますように祈願。
便秘解消に、毎日海藻を多めに食べては如何でしょうか。海藻には水溶性の消化しにくい植物繊維を多く含みます。宇土には海藻の会社があり地産地消で。身体からの大きな便り(大便)を、毎日観察し、小腸&大腸の調子を整え免疫力アップ、年齢にあった元気(普通のエネルギー状態)な生活を、今年もお過ごしください。 |
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 三里木区 たわらや酒店 宇野功一
(210)酒の神様・坂口謹一郎が語る
「正月の酒」について
◆正月の酒
正月なので、本棚から学生時代に買った本を数十年ぶりに開いてみました。著者は、坂口謹一郎(1897年生〜1994年没)。新潟県高田市出身、東大卒、農芸化学者で、世界的に発酵・醸造の権威の博士の一人です。業界では彼のことを酒の神様といいます。彼の著書「古酒新酒」の中で、「正月の酒」をご紹介いたします。
お屠蘇をいただく風習は、中国では漢の末、日本では平安朝のはじめに伝わり、宮中から民間へ広まったそうです。お屠蘇の中に含まれる漢薬の中身と効能は略しますが、滋養強壮、利尿、解毒、整腸作業があり、筆者は、正月はおろか、日常においても適したものであると書いています。
酒の神様・坂口謹一郎先生もお正月には「赤酒」を飲んでいた一説が興味深いです。
九州の一部でおめでたいときに使う酒に、肥後の赤酒という酒があります。(中略)熊本県の三角地方の特産です。わたくしは、近年、お正月にはこの酒を使わせてもらっています。お屠蘇にも使えますが、家内はストレートのままを好みます。赤酒をのむことはなぜめでたいか、それは、この酒が、古い歴史をもった、由緒ある酒だからではないでしょうか。大むかしの日本酒というものが、いったい、どんな形のものであったか、それを考えるひとつの手がかりとしては、平安朝のころから、天子さまの代がわりのときにおこなわれる大嘗会という儀式がありますが、その儀式の中心のひとつに、「くろき」「しろき」という二種類の酒をかもす神事があります。(中略)「しろき」は、すなわち現代の清酒、「くろき」は、すなわち肥後の赤酒の原型であろうと思われます。
こう書かれています。
私たち肥後・熊本県民は、正月といったら、「赤酒」にお屠蘇を入れて、元旦の朝、おせち料理を食べる前に一献飲む風習は、約1000年前から、伝わる風習であります。皆様はご存知でしたでしょうか?
そして、赤酒は、醸造の途中で、木灰を入れて酸を中和する醸造酒で、世界で唯一、弱アルカリ性の酒であります。
「熊本人は、宣伝べた」と言われますが、赤酒+屠蘇を飲む風習をもっと日本中へ、台湾へ、東南アジアへ世界へ広げるべきであります。世界中に様々な酒文化がありますが、もしかしたら、世界で一番、不老長寿、滋養強壮、健康増進に適したものが肥後の「赤酒」かもしれません。酒の権威、酒の神様、坂口謹一郎先生が著しておられるのですから、間違いありません。大いに、「赤酒」を自慢し、広める年にしたいと思った正月でした。
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