ワンネス 1108号  2025/05/25発行

昭和100年
想い出の曲を熱唱
ナツメロ歌謡彩

 ほかむら歌謡教室(外村会主)が主催する、2025能登半島地震義援チャリティー第12回ナツメロ歌謡彩〜昭和時代の心に残る想い出の曲〜が4月12日(土)、菊陽町図書館ホールで開催されました。
 ステージでは歌謡教室の生徒や一般の出演者約140組が昭和の名曲を披露しました。友情出演で歌唱王ファイナリストの前田由起子さんが「DESIRE−情熱−」を熱唱し、会場を盛り上げました。
 最年少出演の森崎 颯くんは「ドキドキしたけど頑張って歌ったら気持ちよかった。来年も歌いたいです」と話してくれました。
 同会は、菊陽町社会福祉協議会へ高齢者レクリエーション室内用具を寄贈。会場では能登半島地震義援の募金活動もあり、103,460円が集まり、熊本県共同募金会を通じ、被災地に届けられました。

 

 

 


Zoomでつながる 台湾と私たちの
どんぐりプロジェクト

菊陽西小学校 4年生理科の授業

・春の理科は「どんぐり」からスタート!
 4年生の理科では「季節と生き物」の学習が始まりました。春の芽生えとともに、子どもたちはどんぐりの苗づくりに挑戦しています。今回の活動では、台湾の企業「ブルーオーシャン」さんより、生分解性ポットをご提供いただきました。環境にやさしいこのポットは、時間とともに自然にかえる特別な素材でできています。
・台湾とZoomでつながった特別な時間
 この日は、台湾のブルーオーシャン社のビクターさんとアレクさんとZoomでつながる特別授業も行いました。画面越しではありましたが、子どもたちは台湾の人たちと交流できたことに大興奮!英語を交えながら、ポットの秘密や思いを伝えてもらいました。
・どんぐり育て、みんなの声
「どんぐりが森になったら水が生まれるって知ってビックリしました!」
「このポット、自然に戻るんだって!すごいなぁ!」
「ちゃんと育てて、未来の森にしたい!」
 どんぐりを植えるその手に、命のバトンを受け取った子どもたちの顔はとても誇らしげでした。
(写真・文 理科専科 佐藤琢朗先生)

 

 



春の全国交通安全運動

 大津署管内の春の全国交通安全運動(4/6〜15)の出発式が4月4日(金)、西原村総合体育館広場で行われ、大津町、菊陽町、西原村の警察関係者、交通指導員などが集まりました。
 また、菊陽町では15日(金)、役場側菊陽バイパスカメラの中野前の交差点で啓発活動も行われ、のぼりやプラカードを持ち交通安全を呼びかけました。

 


生配信ライブを行いました

 地域で活動する音楽ボランティアぐるぐるは、南阿蘇鉄道長陽駅で生配信ライブを行いました。
 生配信は、長陽駅 スタヂオ久永屋が不定期に行っているもので、4月10日(木)の出演は「南阿蘇えほんのくに」創作紙芝居と音楽ボランティアぐるぐる、DJ.EKICHO。楽しい生配信ライブとなりました。

 


  かいご太郎

(20)認知症予防に効果のある対策3選A

 『認知症予防に効果のある対策3選』今回は『その2』をお伝えいたします。

【社会とのつながりが脳を育む!積極的に交流しよう】

  私たちの脳は、多様な人々との交流がある環境で、より活性化します。社会とのつながりは、脳を刺激し、認知機能の維持・向上に不可欠な要素です。
 まず重要なのが『会話をする』という事です。家族間・友人間での会話は脳の言語機能を活性化し、認知機能の低下を防ぎます。
特に、笑いや共感は脳のストレスを軽減し、精神的な健康にも良い影響を与えます。
 次に重要な事が『新しい事に挑戦する』です。例えば地域活動への積極的な参加は、社会とのつながりを深めるだけでなく、新しい知識やスキルを習得する機会にもなります。様新たな視点を得ることは、脳に多様な刺激を与え、認知機能の維持・向上に役立ちます。オンラインサロンなどを活用することで、自宅にいながら世界中の人々と交流するのも良いですね。場所や時間の制約を受けずに、多様な情報や知識を得ることができます。社会との繋がりを保ち、積極的に交流することは、脳を活性化し、認知症を予防するために非常に重要です。今日からできることから始め、社会とのつながりを大切にしましょう。


   碓井秀典(東京都大田区在住 原水出身)
(64)鈴ヶ森

 この噺、元は上方の「崇禅寺馬場」。東京に移され直されて「鈴ヶ森」になりました。江戸時代の鈴ヶ森刑場の跡は、国道15号と旧東海道の合流するところにあり、この先は多摩川渡って川崎ですから江戸のはずれ・入り口にあたります。今は細長い三角形でかなり狭くなっていますが、元はかなり広かったようで、220年間に10万〜20万人が処刑されたと言われています。「そんな刑死した人の怨念が残っているところに行くものではない」とよく言われましたが、私の散歩コースでもありました(近くには「鈴ヶ森めばえ幼稚園」があって、子供たちの元気な声も聞こえてきますよ)

 最近アップされたばっかりの、一番面白いと思う柳家喜多八で。新米のダメな泥棒が(だいたい噺に出てくるのはダメに決まっていますが)、頭に連れられて、鈴ヶ森でオンザジョブトレーニングを行うと言う内容です。たけのこが出てきますから、4月ごろのお話でしょうね、ぽんっ。


  保護司会菊陽支部長 熊谷和信

(40)小説から探る犯罪者の姿とは

 私たち保護司は、実際犯罪者と接し更生活動に努めています。そこで、犯罪に至った原因や犯罪者の生い立ち、性情に思いを馳せ、面接を繰り返して犯罪の責任の重さを自覚させ、再び過ちを起こさないよう社会復帰へと導いています。「人はいつでも生き方を変えられる」という思いで、彼らと接していますが、そう簡単に人は変わりません。そんな中で、多少の参考になればと犯罪や犯罪者を取り扱った小説や報道に触れること度々です。前回紹介した水上勉作「飢餓海峡」もその一つです。
 『強盗殺人で大金を一人占めした大男は、偽名で姿をくらませ数年後、山陰地方で事業を起こし大成功。そして、篤志家として教育委員にも推薦され、更にカモフラージュのつもりか犯罪者への更生事業に寄付する等社会貢献活動家として表彰。その功績が新聞に本名で報道されるのでした。しかも、偶々その記事を、かの強盗で得た太金の一部を貰った娼婦の目に留まり、あの大男に違いないと、彼女は会いたさに大男の居場所を捜し当て訪ねるのです。大男は彼女を「知らん」の一点張り。そして、過去の自分が世間にバレては大変と彼女を殺害する大罪を起こすのでした。遂に、大男は逮捕となり追いつめられた結果、大男は自ら命を絶つのでした。』人間には善と悪の心が存在することを描いた作品で、誰にでも起こし得ることではないかと思われました。


  神田みゆき

(26)IDGsを知っていますか?

 一般社団法人 Universe Quest 代表理事の神田みゆきです。皆さんはIDGsを知っていますか?今日はIDGsの全体像について、ご紹介させていただきたいと思います。

IDGs(Inner Development Goals)は、持続可能な開発には個人の内面的な成長が不可欠であるという考えに基づいて考えられました。IDGsの目的は、SDGsが提唱する持続可能な開発の実現に向けて、内面からのアプローチを強化することです。つまり、社会や環境の持続可能性を追求するだけでなく、人々が内面的にも成長し、充実した人生を送ることができるようにすることを目指しています。

 IDGsには、5つのカテゴリーがあります。

1.ビーイング(自分のあり方)
2.シンキング(考える)
3.リレーティング(つながりを意識する)
4.コラボレーティング(協働する)
5.アクティング(行動する)
 この5つのカテゴリーに分けて、人間の内面成長を促す要素を整理しています??。
次回からは、5つのカテゴリーと、23のターゲットスキルについてご紹介していきます。(参照:IDG Japan Human Radiance Network HP)神田みゆきSDGsで検索


  馬場口 一利 熊本市

台湾の歴史(中華民国統治時代)

<台湾の各時代>
先史及び原住民時代(1624年以前)
オランダ時代 (1624年 - 1662年)
鄭成功政権時代 (1662年 - 1683年)
大清帝国統治時代 (1683年 - 1895年)
日本統治時代 (1895年 - 1945年)
中華民国統治時代 (1945年 - 現在)

 1945年、太平洋戦争で敗戦した日本は台湾から撤退しました。それに代わり中華民国(蒋介石/国民党)が台湾の実効支配を開始しました。当初は本土から来た官僚や軍人を歓迎ムードで迎えていましたが、統治が始まると汚職や横領などが当たり前という体制に気づき、次第に反発の気持ちが高まりました。
 1947年2月28日、台北市内で役人が市民に暴力を振るったことをきっかけに「二・二八事件」が発生しました。事件は台湾全土に広がり、推計1万8千〜2万8千人の犠牲者を出すことになりました。このような事態を危惧した政府は1949年に「戒厳令」を発令しました。戒厳令とは一般の国民を「軍事的に管理する」ことです。それにより政権に批判的な国民は政治犯として強制的に収監され、死刑や思想教育が行われました。これを白色テロ(白色恐怖)と言います。
 1987年蒋介石の息子の蒋経国により解除されるまで、厳戒令は38年間続きました。その後登輝政権は民主共和制に変わりました。現在は民進党と国民党の二大政党制となり、米国との軍事協力体制を図り、民進党の蔡英文政権(2016年〜24年)は、中国による軍事的圧力に屈しない穏健な現状維持とする姿勢をとっています。
(写真は、台東県 緑島の政治犯収容施設)


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