 三里木区 たわらや酒店 宇野功一
地酒途中下車 信越本線・来迎時駅(新潟県)
母に飲ませたい日本酒 久保田「翠寿(すいじゅ)」大吟醸酒について
地酒の銘酒「久保田」の中で、最も飲みやすい酒です。毎年、母の日のプレゼントとして、このお酒をカーネーションと一緒にプレゼントされる方が多いです。
今年の母の日のプレゼントに、久保田「翠寿」は如何でしょうか?
◆酒蔵のある信越本線・来迎寺駅
信越本線は、群馬県高崎駅を起点に、長野、直江津を経て長岡、新潟へ至る大動脈でありました。1997(平成9)年長野五輪開催に合わせて、長野新幹線開業。同時に、平行在来線化され、また一部の横川〜軽井沢間は廃止となってしまい、現在は全線が残っているわけではありません。
長岡駅のひとつ手前の駅が来迎寺駅です。かつてはここから南下して、西小千谷駅まで魚沼線が分岐していましたが廃止となりました。駅の手前には、一際、大きな白妙の酒蔵が目を引きます。地酒ブランドとして有名の「久保田」醸造元・朝日酒造です。
◆母に飲ませたい日本酒・久保田『翠寿(すいじゅ)』
大吟醸生酒 〜瑞々しく繊細な美酒〜
久保田が発売されたのは1985(昭和60)年5月のこと。日本酒の消費量は昭和48年をピークに減少の一途を辿り、朝日酒造鰍熄o荷量に陰りが見えたころだった。プロジェクトX計画というものを立ち上がる。折りしも、社長は故・平澤亨氏。30代の若手社長だった。これまでにない斬新なアイデア、本物志向を追及した酒づくり、これまでの流通ではなく専門性に長けた店への限定型の流通。暗中模索の中、業界はじまって以来のタブーの克服の中から「久保田」は生まれた。
特級酒、1級酒、2級酒という品質基準の時代に「萬寿」、「千寿」、「百寿」という独自の品質基準を設け、新潟産・酒米・五百萬石で醸すということにこだわり、飲み飽きのしない淡麗辛口の酒質を追求。その中で、唯一生酒(熱による加熱をしない酒)として発売されたのが、『翠寿』です。現在、久保田ブランドだけでも15種類ありますが、蔵出しから弊社に着くまで、クール宅配便で届きます。
まさに「久保田」シリーズの中で、別格の「お姫様」的存在の大吟醸です。
◆久保田「翠寿」はこんな香味です
【香り】上立ち香は、久保田シリーズの中で最も華やかな吟醸香りが広がります。若々しいバナナ、若々しいメロン、微かに梨や桃の香蕾が見え隠れします。
【味わい】「優雅な、エレガントな」のコメントがぴったりな、まさに久保田シリーズのお姫様的存在の酒です。
日本酒を舌に乗せた時の、滑らかさが特徴的です。甘味が広がり、香りと同じような含み香りが口いっぱいに弾けるように広がります。続いて、酸味が酒質全体を引き締めてくれ、フィニッシュのキレを与えてくれます。余韻は決して長くありませんので、翠寿だけにスイスイと飲める酒質です。夏の季節商品ですが、あっさりとした、ダシの効いたお料理、素材の旨味を活かした料理との相性が抜群です。
日本酒の初心者・ビギナーの方にもおススメできる柔らかな酒質です。 |