神田みゆき

 


1056号 2023年4月23日

(1)SDGs11住み続けられるまちづくりを

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事 Universe Quest代表の神田みゆきです。
 これまで「SDGsを知っていますか?」というお題で3年間記事を書かせていただいておりましたが、SDGsの認知度は84%となり、今回からは題名を変えて皆様に熊本の良さについての情報を中心としてお届けしていきたいと思います。
 4月16日は「熊本地震の日」です。あれから7年目のこの日、熊本市内の花畑公園にて防災パークというイベントがあり、そこでラジオの公開収録に登壇させていただきました。対談のお相手がイギリスから来られた方だったのですが、イギリスは自然災害のほとんどない国とのことで、本当に驚いたと話されていました。私たちもまさか、と思っていて起きたのが熊本地震でした。しかし、私たちは今、この地震の経験があるからこそ、何が必要で、どのような備えが重要なのか分かるのではないでしょうか。それは災害を経験したからこその視点です。災害は本当にいつどこで起こるのかわかりません。皆様の経験を未経験の方に伝えていくとともに、改めて、ご自分の備えを見直してみませんか。


1058号 2023年5月28日

(2)SDGs13気候変動に具体的な対策を@

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事、熊本県地球温暖化防止活動推進センター長、Universe Quest代表の神田みゆきです。
 5月だというのにすでに暑い日が続きますね。熱中症もすでに増えてきているようです。 今回は、地球温暖化と熱中症についてのお話をさせていただきたいと思います。さて、気候変動という言葉を最近耳にされるかと思いますが、最新のデータでは以下のように最大で5.7℃上昇の可能性があるといわれています。また、熱中症による死者も年々増加しているのが現状です。

 

 それでは、具体的にどのような対策をしていくといいのでしょうか?適応策としては以下のようなものがあります。次回はこの内容についてもう少し詳しくご紹介させていただきます。


1060号 2023年6月25日

(3)SDGs13 気候変動に具体的な対策をA

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事、熊本県地球温暖化防止活動推進センター長、Universe Quest代表の神田みゆきです。
 前回に引き続き、地球温暖化に関するお話をさせていただきます。
 現在は地球温暖化によって気候変動が起き、その変化によって危機的状況となっている「気候危機」と言われています。

 ですから私たちは、しっかりと対策をしていく必要があります。地球温暖化を病気に例え、地球が熱を出したと想定するとこんなイメージでしょうか。

 温室効果ガスを減らす「緩和策」は、病気でいうと「予防」、温暖化による悪影響に備える「適応策」は「治療や対処」という感じかなと思います。
 先日も線状降水帯が発生し、大きな被害を受けた地域がありました。皆様に今一度お願いしたいのは、ハザードマップを見るということと、マイタイムラインをつくるということです。


1062号 2023年7月23日

(4)SDGs(持続可能な開発目標)について学ぶ

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事、熊本県地球温暖化防止活動推進センター長、Universe Quest代表の神田みゆきです。
 今回は菊陽町で開催予定のイベントのお知らせです。7月と8月にSDGsについて、そして、SDGsそれぞれの内容についてゲームやワークショップなどで学べる講座を開催します。学生さんは夏休みの自由研究のネタとして、お勤めの方は研修のネタ探しとして参加してみませんか。
 SDGs達成までの道のりをシミュレーションゲームで体験できる「2030SDGs」「Get the point」、大型台風が来るまでの24時間にどう行動するかを考えるゲーム「風水害24(SDGs11)」、人の命を救う方法を学べる「救急法(SDGs3)」、海のゴミ問題について考えるゲーム「Change for the blue(SDGs14)」などの体験会を開催予定です。


1064号 2023年8月27日

(5)「SDGs Quest みらい甲子園」と「脱炭素チャレンジカップ」

 SDGs(持続可能な開発目標)について学ぶNPO法人SDGs Association熊本代表理事、熊本県地球温暖化防止活動推進センター長、Universe Quest代表の神田みゆきです。
今回は「SDGs Quest みらい甲子園」と「脱炭素チャレンジカップ」をご紹介させていただきます。

 「SDGs QUEST みらい甲子園」は、高校生がチームで社会課題解決のアクションアイデアを考えるコンテスト。高校生がチームを組み、主体的にSDGsを探究し、様々なアクションアイデアを創出・発表・表彰する大会です。2019年度から開催されており、素晴らしいSDGsアクションアイデアを多数生み出してきました。本年度も熊本県大会を開催します。私も実行委員として関わらせていただきます。高校生の皆さんの多数の応募をお待ちいたしております。
 「脱炭素チャレンジカップ」は、学校・団体・企業・自治体などの多様な主体が展開している脱炭素を目的とした地球温暖化防止に関する地域活動について、書類審査、プレゼンテーション審査を行い、優れた取組を表彰している全国大会です。
団体でのエントリーと、実施計画中や研究課程の提案を募集するアイデア賞があります。アイデア賞は、個人での応募も可能です。将来的に脱炭素につながるようなアイデアや提案、脱炭素な未来へとよりよく変えていく、創意あふれるアイデアを募集中です。是非ご応募ください!!


1066号 2023年9月24日

(6)ぼうさいこくたい2023

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事、熊本県地球温暖化防止活動推進センター長、Universe Quest代表の神田みゆきです。
 今年は、大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災から100年の節目に当たります。そして、発生日である9月1日が「防災の日」と定められています。
今回は、9月17・18日に横浜国立大学をメイン会場として開催された「ぼうさいこくたい」をご紹介させていただきます。

 開催は8回目。今年は関東大震災の震源地である神奈川県で開催されました。
 このイベントは、防災に関する活動を実践する多様な団体・機関が一同に会し、取組・知見を発信・共有する日本最大級の防災イベントで、講義型セッションや体験型ワークショップ、ブースでのプレゼンテーション、屋外展示等が実施されました。私も「くまもとクロスロード研究会」のメンバーとして、オンラインイベントのサポートで参加。
 「クロスロード」とは、災害対策のジレンマをカードゲーム化したもの。災害対策には絶対的な答えのない場面も多くある中で、自分は何を選ぶのか。改めて考える時間となりました。
 朝の連続テレビ小説「らんまん」でも、関東大震災のシーンが描かれましたが、本当に災害はいつ起こるかわからないもの。地球温暖化が進み、天気の変化も激しく、ひどい自然災害も起きています。今一度、備えを見直していただけたらと思います。
 「ぼうさいこくたい」は、来年度は熊本での開催が決定しているのだそうです。今後の熊本での動きに注目したいと思います。

 

SDGs 1〜36

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