パソコンサポートくまもと  高畑圭輔 A

パソコンサポートくまもと
http://pc-kumamoto.jp


549号 2011年2月27日

(31)世界最大のSNS「フェイスブック」

 昨年の10月にもご紹介したフェイスブックですが、ここ数ヵ月で急激に認知が広まりつつあります。テレビなどでもよく特集されていますね。「ソーシャルネットワーク」というフェイスブックを舞台にした映画が公開されて話題になったのも大きいでしょう。10月の段階ではユーザー数5億人と紹介しましたが、最近6億人を超えたという情報もあります。
 さて、このフェイスブックですが一体何ができるのでしょうか?代表的な機能をいくつかご紹介したいと思います。
・ニュースフィード:自分や友達、好きなページの更新情報が随時表示されます。フェイスブックを 開いたら一番最初に目にするページです。
・シェア:画面中央上部にあるテキストボックスです。ここにメッセージやホームページのリンク、写真や動画を投稿すると友達のニュースフィードに表示されます。
・メッセージ:メールのように友達に直接メッセージを送信します。送った相手にしか見えません。
・イベント:友達が企画しているイベントや、友達の誕生日が表示されるカレンダーです。自分が企画したイベントは友達のカレンダーに表示されます。
・グループ:特定のユーザーを集めて、グループメンバー共用のページが作成されます。投稿した内容がニュースフィードと同じ形式で表示されます。公開グループ、非公開グループがあります。
・チャット:友達やグループのメンバーとリアルタイムでテキストメッセージのやり取りが可能です。
・写真:写真をアップロードして公開することができます。アルバムを作成して管理できます。
・ノート:タイトルをつけて長い文章を書くことが出来る機能です。友達が書いたノートがここで読めます。
・アプリ、ゲーム:ゲームや便利なアプリケーションをフェイスブック上で動作させることができます。フェイスブックに登録されているアプリケーションに許可を与える事で利用可能になります。
・フェイスブックページ:以前は「ファンページ」と呼ばれていました。色々なページがあります。
・いいね!:大抵のページについてますが、機能はもうみたまんまです。その情報に対して「いいね!」と思ったら押します。
 他にも色々ありますが、基本的な機能は上記の通りです。これらの機能はそれぞれが細かく公開設定ができます。「だれでも」「友達」「友達の友達」といった風にどこまで見せるかの設定を行います。フェイスブックは非常に便利なツールです。友達や興味のあるページの情報がどんどん飛び込んできます。ですが、それだけ情報の伝達が速いツールですので、情報の公開設定だけはしっかりと確認して使っていきましょう。


553号 2011年3月27日

(32)情報を伝える時に注意すること

 甚大なる被害をもたらした東日本大震災ですが、インターネットでの情報の広がりについて考えさせられる出来事がありました。それは「誤情報の拡散」です。
 ツイッターやメール、SNSなどを通じて誤った情報が広まってしまい、混乱を招く原因となりました。一見有意に見える情報が流れてくると、みなさんが自分とつながりのある人々に広めてしまい、それが連鎖的に行われてすさまじい速さで広まってしまうのです。
 
 このようなことが起こってしまう原因として以下のようなことが挙げられます。
  ●知人からの情報なので確認もせず信じ込んでしまう
  ●重要な事柄だと使命感に駆られより多くの人に広めようとする 
 
 このような事を起こさないようにする為に一番重要な事は
  ●元になっている情報を自分の目で確認すること
  ●真偽がはっきりしない情報は決して広めない、広める場合は
   「真偽不明」である事も同時に伝える
 
 これだけ注意していれば間違った情報を伝えてしまう事もなくなるでしょう。また、誤情報が流れてきた時に注意する事がもうひとつあります。それは「送ってきた相手に指摘しない事」です。
 あなたに情報を送ってきてる人は善意で行っている場合がほとんどです。それを「間違った情報を流すな!」などと指摘すると「大事な情報なのに広めてくれないなんてひどい人だ!」と思われて人間関係に問題が起こってしまう事もあるようです。
重要な事は“自分が間違った情報を広めない”事です。
 情報を発信する時にはなるべく真偽を確認してから送るようにしましょう。
 そしてもし間違った情報を流してしまった時は速やかに訂正の連絡をするようにしましょう。


557号 2011年4月24日

(33)写真共有サービス

 最近のデジカメや携帯電話のカメラは高性能化の一途ですね。趣味で写真を撮る人も増えて、インターネットでは写真共有サービスが人気を博しています。
 写真共有サービスを利用すると、自分の写真をみんなに見てもらって評価やコメントを貰うことができます。一般公開したくない人には、友人だけに限定公開できるサービスもあります。

 人気のサービスをいくつかご紹介したいと思います。
●PicasaWebAlbum・・・Googleが運営するサービスです。インターネット上にアルバムを作成し、写真を公開できます。限定公開は友だちのGoogleアカウントに自分の非公開アルバムへのアクセス権を設定することで可能です。
●instgram・・・最近人気急上昇中のサービスです。iPhoneから利用が可能です。(Android版は開発中らしいです)iPhoneで撮影した写真を簡単にアップロードでき、写真を綺麗に加工して公開できます。
●flickr・・・写真共有サービスでは最大手でしょうか?色々な機能があり、他のツールとの連携も強いので、flickrに投稿した写真を他のソーシャルサービスへ自動的に投稿させたりできます。Yahoo!アカウントを利用します。
●TwitPic・・・twitterユーザーにはお馴染みのサービスです。写真をアップロードすると自動的にtwitterへ投稿してくれます。動画にも対応しました。twitterアカウントで利用できます。
●Facebook・・・写真共有サービスは付属的な物ですが、上記にサービスと同等の事ができます。またFlickrやinstgramに投稿した写真を自動的にFacebookにも表示させることもできます。
  似たようなサービスは他にも沢山あるので自分で使いやすいと思ったものを使っていくと良いでしょう。
  写真を公開するときに注意しないといけないのは、公序良俗に反しない事、そして著作権や肖像権を侵害しない事などです。その2つに気を付けて楽しいカメラライフを送っていきましょう。


561号 2011年5月29日

(34)バッテリーの利用方法

 ノートパソコンや携帯電話には(充電池(バッテリー)が搭載されていますが、使い方によって寿命や性能が大きく変わってきます。現在、デジタル機器に主に利用されている充電池にはリチウムイオン電池とニッケル水素電池があります。

【種類】
 「Li-ion」というマークがついているのがリチウムイオン電池、「Ni-MH」がニッケル水素電池です。リチウムイオン電池はパソコンのバッテリーパックなどに多く使用されています。扱い方によっては発熱、膨張、破裂を起こすので安全対策を施した電池パックという形で販売されています。
  ニッケル水素電池は乾電池タイプの充電池やハイブリッドカーなどに多く利用されています。こちらも発熱、膨張しますがリチウムイオンに比べると破裂時の火災リスクは低くなります。

【特性】
 それぞれ特性が違いますので、長持ちさせるには電池の種類にあわせた充電方法を心がける必要があります。
 リチウムイオン電池は過充電、過放電に弱く、継ぎ足し充電に向いているという特性があります。長持ちさせるには「バッテリーが切れる前に充電し満タンまで充電させない」と言われています。またリチウムイオン電池は充電中に高温になりますが、熱に弱いという特性があるため充電は涼しい場所で行ったほうが良いでしょう。長期間保管する場合は50%程度充電しておくと良いとされます。ニッケル水素電池は継ぎ足し充電に向いていません。しかし過放電にも弱いので完全に使い切る前に充電したほうが良いようです。

【その他の充電池】
 ニッケルカドミウム電池「Ni-Cd」という記号がついてます。大出力ですが容量が小さいので、短時間で一気に出力する用途に向いています。ラジコンのモーターなどで利用されます。ニッケル水素電池への転換が進んでいます。乾電池の規格より電圧が低いのでデジタル機器では使用しないでください。カドミウムが有害なので処分する際には電気店などの回収ボックスに捨てるようにしましょう。
 リチウムイオンポリマー電池:通称「ポリマー電池」。リチウムイオン電池の改良版ですが、リチウムイオン電池以上に過充電時の発火リスクが高く過放電に非常に弱く場合によっては一度の過放電で使用できなくなるほどデリケートな電池です。軽量で高性能な為、現在普及が進んでいます。
 身の回りで利用されるデジタル機器が増えるにつれて充電池の使用頻度も増えてきています。適切な利用方法を身につけて快適なデジタルライフを送りましょう。


565号 2011年6月26日

(35)パソコンからクラウドへ

 いままでのパソコンでは、データの受け渡し役になるという、大きな役割がありました。「デジカメで撮影した写真を取り込む」「スキャナで文書をデータ化する」「CDから音楽を取り込んで、そのデータをポータブルオーディオデバイスに送る」といった事をすべてパソコンを中心として行ってきました。この作業が今パソコンからクラウドへと移行しつつあります。クラウドというのはインターネットに無数に存在するサーバーを利用して行うサービスの総称です。
 データを保存するクラウドサービスもあればWEBメールなどのサービスもあります。これからはクラウドに保存したデータを別のクラウドサービスを利用して活用する、といった形になっていきます。携帯電話やデジカメで撮影した写真はパソコンを介さずに直接クラウドに送信できます。その写真をWEBメールを利用して送信したり直接プリントサービスに送って印刷された写真を自宅に届けてもらったりできます。
 このようにパソコン自体で行われていた処理がすべてインターネット上にあるクラウドで処理されるようになります。パソコンはクラウドにアクセスする為の端末として利用されます。そしてクラウドにアクセスが可能であればiPadのようなタブレットでも、スマートフォンでも同じ事ができるようになるのです。
 インターネットにアクセスする事ができればどこからでも自分のデータにアクセス可能ですので、今までのように場所を制限されることもありません。ソフトウェアの購入形態も変わってきています。今までは必要なソフトを購入して自分のパソコンにインストールして利用する、というのが一般的な使い方でした。クラウドサービスでは必要なサービスを必要な分だけ契約して利用します。月額利用料を支払うタイプや、データの量に応じて料金を支払うタイプなどがあります。クラウドサービスは「いつでも」「どこでも」「必要な分だけ」利用する事ができるのです。
 非常に便利なクラウドサービスですが、ひとつだけ注意しておかないといけないのがパスワードの管理です。クラウドサービスはデータやサービスの利用権限のすべてがID、パスワードで管理されますのでこれが漏洩してしまうと悪用されてしまう可能性もあります。パスワードを定期的に変更したり推測されにくいパスワードを設定するなどして対策に努めましょう。


569号 2011年7月24日

(36)パソコンの省エネ方法

 今夏はみなさん色々工夫して節電を頑張っていらっしゃいますね。パソコンも設定や使用方法によって節電が可能です。簡単にできるパソコンの省エネをご紹介します。
●液晶パネルの明るさを落とす
 大抵の液晶パネルはバックライトの明るさを調整できるようになっています。見にくくならない程度に暗くすることで節電できます。
●使わない時は液晶を消す
 スクリーンセイバーの設定と同時に設定できます。一定時間パソコンを操作しない場合にディスプレイを自動的に消す事ができます。ディスプレイが消えているだけなので操作を開始すればすぐに使えます。
●頻繁に起動/シャットダウンを行わない
 パソコンが一番電力を消費するのは起動時とシャットダウン時です。節電しようと頻繁にシャットダウンを行うと逆効果です。しばらく使わないのであればスリープ状態にしておくと良いでしょう。ただし、長時間使わないのであればシャットダウンしてしまったほうが節電になります。2時間以上使わないのであれば一度シャットダウンしてしまったほうが良いでしょう。
●壁紙を白くする
 液晶パネルは白を表示する時は電圧をかけずに光を透過させているだけなので消費電力が落ちます。逆に黒い壁紙を使用すると画面を黒くするために液晶パネル全体に電圧をかかるので消費電力が大きくなります。
●ノートパソコンのコンセントを抜く
 これは直接消費電力を抑えるわけではありませんが、ピークタイムの消費電力を抑えるのに有効です。1日の内に一番消費電力が大きくなる、ピークタイムは午後3時頃です。この時間にノートパソコンのコンセントを抜きバッテリーで駆動させる事によりピークタイムの電気の消費を避ける事ができます。ピークタイムが過ぎたらまたコンセントを接続して充電しましょう。充電を電気代の安い深夜に行えば節約にもなりますね。


573号 2011年8月28日

(37)普及するSSD

 以前にもご紹介した事がありますが、最近SSD(ソリッドステートドライブ)の普及が加速しています。SSDは従来のHDD(ハードディスクドライブ)に置き換わる新しい装置です。HDDは磁気を使った記憶装置、SSDはフラッシュメモリを使った記憶装置です。
 SSDにする利点は大きく二つあります。
・電気的信号でデータを読み書きするので高速に動作する
・磁気ディスクのように稼動部分が無いので衝撃に強い一方、今まで普及しなかった原因も2つあります。
・HDDに比べると容量あたりの単価が高い
・高価なため市販のパソコンには搭載されなかった
 今までSSDの使用者は自分でHDDから載せ代えを行ったヘビーユーザーか、メーカーの直販などでカスタムメイドのパソコンを注文した人だけでした。しかし、徐々に価格が下がってきたお陰でメーカー製でも最初からSSDのモデルが出てくるなど普及が進んでいます。また以前ご紹介したクラウドサービスを活用する事により、パソコン自体にデータを保存する必要が無くなり、小容量のSSDで十分になり導入しやすくなったという点も普及を加速させている一因といえます。
 SSDを選ぶ際にチェックすべき点がいくつかあります。まずは保存できる容量です。これはHDDと同じですね。よく売れているのは64GB〜128GB辺りのようです。次に読み書きの速度をチェックしましょう。HDDの場合はrpmという回転速度で表されていましたが、SSDの場合は読込み速度、書込み速度がそれぞれに表されます。HDDと同様に大容量で高速な物ほど高価になります。
 また、接続の為の規格もチェックしましょう。現行のパソコンはほとんどSATAという規格の物で、流通しているSSDもSATAの物が多くありますが、少し古いパソコンにはSATAの前に普及していたIDEと言われる規格が採用されています。こちらに対応したSSDも一部流通しているので購入の際には自分のパソコンの規格と同じ物を購入するように注意しましょう。


577号 2011年9月25日

(38)Windows8で変わるパソコンライフ

 現行のWindwos7が発売されてから約2年経ちましたが、来年には新しいWindows8が発売されます。ちょっと早いですが、開発者向けのWindows8(テスト版)も公開された事ですので、Windwos8で搭載される新機能をチェックしてみましょう。

・起動時間の短縮
 Windows7の約30%〜70%短縮できると言われています。10秒以下で起動するデモも公開されています。
・3Dに対応
 3D映像に対応します。現在でも3Dに対応しているパソコンはありますが、これはグラフィックチップの機能やソフトウェアで実現している物です。Windows8では標準で対応します。3D対応ディスプレイを購入すれば利用できるようです。
・USB3.0に標準対応
 現在、標準的に利用されているのはUSB2.0です。3.0は2.0の10倍の通信速度が実現します。
・タッチパネル対応
 Windows8はタブレットPCでの利用も想定して設計されているので、タッチパネルでの操作もスムーズに行えます。またWindowsPhoneと同様のインターフェイスを搭載するのでWindowsPhoneとWindows8とで戸惑うことなく操作する事ができるようです。
・クラウドとの連携
 Microsoftのクラウドサービス「SkyDrive」などに対応します。これはインターネットに存在する自分専用の領域にデータを保存できるサービスです。その他のサービスとも連携するようです。

 現在も順次新しい機能が発表されているので、来年発売される頃にはもっと色々な機能が搭載されていると思います。特に注目すべきはクラウドとの連携でしょう。家ではWindows8を搭載したPCやタブレットを利用してデータをクラウドに保存、外出先ではWindowsPhoneからクラウド上のデータを閲覧編集する、といった使い方が想定されます。
 使い慣れたWindowsのインターフェイスでこれらの事が実現できるとなると今から楽しみで仕方ありません。


581号 2011年10月23日

(39)iPhone4S

 今までソフトバンクモバイル単独で発売されていたAppleのiPhoneですが、最新機種のiPhone4Sからはauでも発売される事になりました。この発表をうけて色々と混乱されている方も多いと聞いたので整理していきたいと思います。
・メーカー
 iPhoneのメーカーはAppleです。ソフトバンク版もau版もどちらもAppleが作っています。
・通信キャリア
 今までソフトバンクだけでしたが、iPhone4Sからはauからも発売されます。
・OS
 OSとはオペレーションシステムといい、端末を制御してる基本ソフトの事です。iPhoneのOSはiOSという物です。最新版はiOS5になります。iPhone4SはiOS5がインストールされた状態で出荷されています。auは「Android au」という名でスマートフォンを宣伝をしていましたが、このAndroidというのはGoogleが作ったスマートフォン用のOSです。iPhoneもAndroid端末もどちらもスマートフォンというカテゴリーですが、全くの別物です。Android端末はソフトバンク、au、NTTドコモ、他通信事業者からも発売されています。またマイクロソフトからもWindowsMobileというスマートフォン用のOSが提供されています。WindowsMobile端末は現在auからのみ発売されています。
・互換性
 ソフトバンク版とau版は互換性がありません。見た目は同じ物になりますが、通信方式が違うので別の機種と考えてください。
・電波について
 何かと電波が悪いと言われているソフトバンクですが、auからiPhoneが発売される事により、快適な電波を求めてauに移る方もいるかもしれません。が、ひとつ注意すべき点があります。ソフトバンクが使っている電波は2GHz(ギガヘルツ)帯と呼ばれる電波で物陰などで圏外になりやすい性質があります。一方auは2GHzと800MHz(メガヘルツ)という2つの電波を使います。800MHzは2GHzに比べて物陰でも電波が届きやすい性質があります。auの電波がよく届きソフトバンクが圏外になりやすいのはこの800MHzの差による物です。この800MHzは電波割当の再編により旧800MHz帯と新800MHz帯にわかれます。iPhoneは旧800MHz帯には対応しておらず、新800MHz及び2GHzへの対応となります。新800MHzは旧800MHzほどには基地局が設置されていないので、今までのauの携帯よりは電波環境は悪くなると考えられます。(それでも2GHzのみのソフトバンクよりは良いかもしれません)大人気のiPhoneシリーズの最新機種「iPhone4S」。いままでソフトバンクだからと敬遠していた方も購入を検討されてみてはいかがでしょうか?


594号 2012年1月29日

(40)UltraBook

 UltraBook(ウルトラブック)とはインテル社によって提唱された新しいコンセプト「現在のノートブック PC と機器の性能や機能を兼ね備え、薄型軽量で洗練されたデザインでありながら、極めて高い応答性とセキュリティー機能を実現」するノートパソコンです。2012年前半の発売開始を目指して開発が進められてきましたが、実機は予定よりも前倒しで2011年11月から発売が開始されました。国内では5〜6機種発売されていますが、価格は8万円〜15万円程度で販売されているようです。今までのノートパソコンと違う事ができるわけではありませんが、Ultrabookは上記のコンセプトを念頭において設計されています。

●薄型軽量で洗練されたデザイン
 タブレットの薄さを意識されて設計されているので、軽く、薄く作られています。デザイン性も優れておりボディがアルミ加工されている物などがあります。一時は薄すぎて使いにくいノートパソコンなどもありましたが、UltraBookはキーボードの工夫などにより操作性も向上しています。キーボードにバックライトを取り付けて暗い場所でもキーボードが読めるようになっている機種もあります。

●極めて高い応答性
 スリープ状態からの復帰時間が非常に短く、機種によっては数秒で復帰する物もあります。「使いたい時にすぐ使える」という点はタブレットへの対抗を強く意識した物となっています。UltraBookは使い終わってもシャットダウンさせずに閉じてスリープさせておき、必要になったらまた開いてすぐに使うという使い方が可能です。

●セキュリティー機能を実現
 現時点では残念ながら特別なセキュリティ機能が搭載されているわけではありません。東芝など指紋センサーを搭載しているUltraBookもありますが、これは既存ノートPCにも搭載されています。今後の開発に期待していきたいと思います。

 以上のようにコンセプトとしてはタブレットとPC、両方の利便性を追求したモデルとなりますが、残念ながら既存のノートPCと大きく違う点は見られないのが現状です。これはiPadなどのタブレットの売れ行きが好調な為、早めに対抗製品を発売したいメーカーが発売を急いだ為と思われます。それは元々2012年前半からの発売を予定していたにもかかわらず2011年11月からメーカーが発売を開始した点からも伺えます。
 Ultrabookが本格的に市場に出回るようになるのは2013年頃と言われています。メーカーには「これこそUltraBook」と言えるような商品を目指して開発していただきたいものです。


598号 2012年2月26日

(41)Amazon Kindle発売

 日本での発売が待たれていた電子書籍デバイス「Amazon Kindle」がついに日本でも発売されるようです。
 このKindleはインターネット書店「amazon」が電子書籍を販売する為に作成した端末で、amazonで購入した電子書籍を閲覧する為に使用します。
 端末はNTT docomoの回線が利用できるようになっており、外出中でも電子書籍の購入が可能となってます。また、amazonで購入した電子書籍はKindleを持っていなくてもAndroidスマートフォンやiPhone、iPadにKindleのアプリをインストールすることで利用できます。Kindleはamazonが発売しアメリカでは既に大きな成功を納めていている物ですから話題性が非常に高く注目されています。
 一方、国内では既にソニーから電子書籍のデバイスが発売されています。SonyReaderという名前で販売されており、いくつかの機種があるのですが最新型はKindleと同様に携帯電話の回線でどこでも電子書籍が購入できるようになっています。SonyReaderの場合、電子書籍の購入方法はSonyが展開しているReaderStore(http://ebookstore.sony.jp/)で購入します。
 また、紀伊国屋書店のBookWeb(http://bookweb.kinokuniya.co.jp/)で購入した電子書籍もSonyReaderで閲覧できます。ReaderStore,紀伊国屋BookWebで購入した電子書籍はSonyReaderを持っていなくても「Kinoppy」というアプリケーションを利用する事でスマートフォンやパソコンなどSonyReader以外の端末でも利用できます。対応しているのはAndroid、iPhone、iPad、Windows搭載パソコンとなります。
 さて、この電子書籍ですが意外にも高齢者の利用者が多いと言われています。普及の理由については、電子書籍の大きな魅力である「拡大表示機能」にあると言われています。電子書籍は利用者の好みに合わせて文字のサイズ、書体、背景色と文字色の変更、などが可能になっています。視力が落ちてきて普通の本を見るのがつらくなってきた高齢者に喜ばれているようです。
 KindleもSonyReaderも端末としての能力には大きな差はありませんので、勝敗を分けるのは扱える書籍の量で決まります。今後出版業界の動きに注目をしていきたいと思います。


 

 
 
なるほどパソコン(1)〜(30)  総集編へ戻る