上津久礼区  古川医院  古川まこと C

菊陽町津久礼868−5    рO96−232−1566
診察時間(月〜金) 9:00〜18:00(昼休み12:30〜14:00)
  土曜日 9:00〜13:00        休診:日曜祝日
内科・外科・耳鼻咽喉科・小児科
http://www.dr-mako.net/


552号 2011年3月20日

(91)健康長寿は可能かN 〜身体機能を取り戻すV 歩くこと〜

 歩くことが体にも頭にもいいことを昔から言われています。歩くという運動は、筋肉を大いに使って、脳へ刺激を送っていることと脳への血流量や酸素の供給量も増えるため、脳の巡りがよくなります。すなわち、歩くことが脳を活性化するのです。また、歩くことによりセロトニンなどの脳内ホルモンが分泌されますます脳の働きがよくなります。
 歴史上の芸術家や学者達は、いつも歩きながら構想を練ったそうです。古代ギリシャのヒポクラテス、哲学者プラトン、弟子アリストテレスは歩くことでアイデアを生み出し、歩きながら講義をしたようです。モーツアルトは「歩く達人」といわれ、歩いているうちに色々なものが心に見えてきて、それが美しい音符になったとのことです。まさに歩くことで文化をつくり出すのです。
 一方、老化は足からきます。足腰には全身の筋肉の3分の2が集まっています。歩行不足、運動不足は、これらの筋肉をみるみるうちに衰えさせていきます。上半身の筋肉に比べ下半身の筋肉は衰えていくスピードがとても速いのです。歩くことが少ないと、血行が悪くなり、脳への酸素と栄養の補給が不足してきます。もともと『人間は血管とともに老いる』ということばがあるように、血管も動脈硬化を招きやすくなり、老化が早まるのです。足には静脈弁があり「第2の心臓」と呼ばれています。歩行は足の筋肉を収縮させ同時に静脈を圧迫・収縮させます。心臓から送られてきた血液を上へ押し戻す“ポンプ”の役割を果たしているのです。歩くと全身の血行がよくなり、血管がリズミカルに動き、全身の新陳代謝が活発に行なわれ、老化を予防します。皆さん、歩きましょう。
 伊能忠敬は「人は夢を持ち、前へ歩き続ける限り余生はいらない」と言っています。彼は地球の大きさを知りたいと思い、人生50年の時代に、50歳で家業を長男に譲り、天文学の高橋至時の門下生になり猛勉強を開始しました。北極点の高さを2つの地点で観測し、2地点間の距離がわかれば地球の外周が割り出せます。彼は蝦夷(北海道)から江戸までの距離を測るため、地図を作るという名目で幕府の許可を得ました。彼は55歳(1800年)に江戸を出発、3年かけて東日本の測量を終え、地球の大きさは約4万キロと計算しました。この数値は当時のオランダの天文学書と一致していました。幕府は、この地図の精密さに驚き、日本全土の地図の作成を命じ、1815年2月19日、彼がすべての測量を終えた時、70歳でした。彼が15年かけて歩いた距離は、実に4万キロ(4千万歩)つまり地球を一周したことになります。彼にとって「歩く」ことは彼の夢を実現する人生そのものだったのです。


556号 2011年4月17日

(92)講演会のご案内

講演会のご案内

 ガンで1年間30万人以上!の患者さんが亡くなっています。今もなお100万人以上の方々がガンのため苦痛と哀しみの中で闘病中です。日本中のガンの臨床医・研究者が総力をあげ、莫大な研究費・医療費を費やしてもガンを克服することができていません。
 ガンの専門家の言動や仕事を信用し、自分のいのちを預けても安心はできません。ガンになったら、ガンが治るためのあらゆる情報を集め、比べ、選び取り、自ら治すための努力をしなければなりません。
 路頭に迷い、わらにもすがりたい患者さんや家族は「ガンの免疫療法」や代替療法に救いを求めることもあります。しかし、さまざまなサプリメントや治療薬を購入したり、数百万円もの高額な治療費を支払い「免疫療法」を受けてもガンが治らず亡くなることが多いようです。
 しかし、末期ガンでも治ることもあります。末期ガンを治した方が、その方法を多くのガン患者さんにお伝えしようとNPO法人をつくり全国的に活動されています。この方法は高額な治療費はかかりませんが、ガンの患者さん自身がガンに対する理解を深め、大変な自助努力をしなければなりません。すなわち、自らのガンを自覚し、食べ物や生活習慣を切り変え、自分自身でガンを治さなければならないからです。全国各地でこの方法で百人以上のガン患者が自らのガンを克服し、元気に生活されています。患者さんが中心となり、この団体の活動を広めています。
 たったひとつの貴重な大切ないのちです。ガンを治し人生を楽しく生きていきましょう。ガンの方やご家族には講演会にぜひご参加をおすすめします。皆様方のお知り合いの方にガンでお悩みの方がおられたら講演会参加をおすすめ下さい。


560号 2011年5月22日

(93)大地震と原発事故@  地震と原発で私たちのいのちが危ない!

 3月11日(金)大地震と大津波が東北地方を襲い、多くの市町村が壊滅し、死者・行方不明者の総数は2万4千人以上、そして15万人以上の方々が戦後最大・最悪の自然災害にあわれるという未曾有の被害をもたらしました。さらに福島原発事故もおこり、史上最悪のレベル7の規模となり、放射能汚染の広がりは関東にも及びつつあります。日本はまさに地震列島ですが、突然の大災害により平和な日常生活がいかにもろく壊れてしまう現実に呆然とし言葉もありません。悲惨な原発事故は、玄海原発・川内原発が稼動している九州でも起こりうる可能性があり、私たち一人ひとりのいのちが危機的な状況にあると思います。
 東京電力・福島第1原子力発電所で発生した大事故は、現在も終息のメドさえついていません。事故の解決まで長い時間がかかりそうです。今回の原発事故は、さまざまな事実から明らかに人災と思われます。そして、この事故による放射線障害の規模はヒロシマ・ナガサキの原爆投下に匹敵するとも言われています。この3発目の「原爆」は日本人自らの手でおとしたようなもので、地震の被害に遭われ、さらに放射能汚染のため数十年もの長い時間ふるさとを離れざるを得ない被害者の方々の哀しみと怒りはいかほどのものでしょう。原発は安全だという安全神話をつくった科学者や専門家、国によるいい加減な安全審査、安全対策を怠った電力会社、原子力基本法(1955年)・電源3法(1974年)を制定し原発建設を推し進めてきた政府の責任は重大です。
 今まで日本の電力会社は、原発事故時には当初事故を隠し情報非公開にすることが多かったようです。今回も、政府・東電の発表は二転三転し、事故の真相や放射能被害の状況が正しく伝えられていません。地震・津波の自然災害は予測困難ですが、人間が引きおこす大災害である戦争や原発事故は未然に防ぐ方法があるはずです。実際、大震災と原発の大事故が同時に発生する破局的大災害「原発震災」の危険性は、少なくとも10年以上前から警告され続けてきました。しかし、その警告は無視され、実際の対策に活かされることのないまま、現実の大災害になってしまいました。災害や事故の検証は明日の失敗を防ぎます。今回の災害と事故について検証してみようと思います。

参考文献
「原子炉時限爆弾」大地震におびえる日本列島  広瀬 隆著  ダイヤモンド社
「大地震による原発事故で日本破滅を予測」   2010年8月26日発行
「原発崩壊」増補版  〜想定されていた福島原発事故 明石昇二郎著  (株)金曜日
「原発から風が吹く」 〜地震・事故・立地に揺れる南の辺境 橋爪健郎編著   南方新社


564号 2011年6月19日

(94)大地震と原発事故A  大地は動く、地球のしくみ

 ある科学史家は、科学の理論において「99.9%は仮説 」であると述べています。すなわち、大自然・地球・宇宙について本当にわかっていることは、ほんのわずかにすぎません。地震予知も現在では不可能です。しかし、少しずつ世の中の事象が解明されるようになっています。中学・高校生が学ぶ地球科学をもう一度おさらしてみましょう。
 1912年にドイツのアルフレート・ヴェーゲナーが大陸移動説を提唱しました。1929年アーサー・ホームズがマントル対流説で「大陸移動の原動力は地球内部の熱対流である」と唱えました。その後1960年代にロバート・ディーツが海洋底拡大説を唱え、それら全てをまとめたテュゾー・ウィルソンが1968年プレートテクトニクス(plate tectonics)として完成しました。プレートテクトニクスは、プレート理論(仮説)ともいいます。地球の表面が15〜16枚の固い岩板(プレートと呼ぶ)で構成されており、このプレートが対流するマントルに乗って互いに動いています。プレートが絶えず動くことによって起こるのが地震です。
 地球を卵に例えた時、ちょうど卵の殻の厚さの固い岩が地球の表面を覆っています。これがプレートで70〜150キロの厚さです(地球の赤道半径は6378km)。プレートの下にはマントル(厚さ2900km)と言う高温の柔らかい岩(1000℃〜4500℃)があり、粘り気の強い液体のように、ごくゆっくり、プレートを上に載せたまま流れています。プレートの動く早さは年に1〜10cmのようです。中心には金属の鉄・ニッケルからなる核があり、固体である内核と液体である外核に分かれています。
 海嶺は海底にある巨大な火山の列ですが、山頂から溶岩が出てきて、海水で固まり岩になりプレートになるのです。太平洋の中央海嶺は中南米の沖にありますが、新しいプレートが次々と作られ太平洋プレートとなり、日本列島が作られたようです。日本列島は4つのプレート(太平洋プレート・ユーラシアプレート・北米プレート・フィリピン海プレート)の境界線上に乗っています。日本列島は4つのプレートがぶつかりあいながら沈み込んでゆく複雑で巨大な力がかかる場所に位置しています。プレートが生まれる時と消え去る時に地震が起きます。日本に地震が多い原因のひとつです。
 日本海によって大陸から分離した日本列島の原型が3000万年前につくられたようです。この4つのプレートがぶつかりあう場所で、激しい火山活動と造山運動によって生まれたのが日本列島です。この活動は現在でも続いていて、日本の地下には複雑な力がかかり、多くの亀裂と断層が生まれているため、地震が多発するのです。日本は世界でも有数の地震国です!日本の陸地の面積は地球の陸地表面のわずか0.28%、まわりの海は0.6%ですが、世界中でこの90年間に900回ほど起き、M7を越える地震の10%、M6以上で22%もの地震が日本で起きています(1995〜2004年)。
参考文献
1)「99.9%は仮説 」光文社新書
2)「大地震はなぜ起きる」 花伝社
3)「福島原発メルトダウン」 朝日新書


568号 2011年7月17日

(95)大地震と原発事故B  地震発生のメカニズム

 3.11東北の巨大地震・大津波以来、私たちは変わったと思います。自然災害や原子力発電所に対する考え方だけでなく、人生観や世界観も変わったようです。地震・津波・原発事故で仕事や住まいや財産そして平和な日常生活をすべて失い、おまけに命まで失ってしまった被災者の方々は、明日の私たちかもしれません。1995年頃より日本列島は地震活動期に入り全国各地で地震・噴火が続いています。この日本に生きていく限り、私たちのいのちと健康と生活に深く関わる巨大地震や火山噴火について理解しておかねばならないと思います。また原発事故の放射能汚染についてももっと詳しく理解しなければなりません。
 日本列島は地質学的に非常に不安定な場所にあり、世界的に大きな地震が頻発する地域となっています。地震の発生するメカニズムは大きく二つに分けて、先述の「プレート境界型地震」と「内陸直下型地震」があります。今回の東北の地震は「プレート境界型地震」の典型です。この地震は沖合の海底で発生するため、大きな津波の被害をもたらすことは歴史の事実としてよく知られています。
 断層も地震の原因です。断層とは岩の中の割れ目で、割れ目を境にお互いにすべると地震となります。柔らかい地盤は地震の揺れを増幅します。「内陸直下型地震」は、いつどこで起こるかまったく予測できない地震です。しかし、過去に大きな動きがあり断層が表面に出ている部分は、次に歪(ひずみ)がたまった時に動きやすいようです。過去170万〜180万年前以降に動いた断層を「活断層」と呼び、地震が起こりやすい危険な地域だとしています。しかし、断層の大部分は地表から見えていないので、活断層の有無だけでは危険性を判断できません。阪神淡路大震災でも震源のほとんどで活断層は見えなかったようです。
 大地震にはナワ張りがあり、その中で同じような大地震が繰り返し起きています。1707年の南海・東海地域を襲った宝永地震は、ナワ張り5個を道連れにしたM8.4規模の巨大地震でした。今回の大地震も少なくとも4つの大地震がドミノ倒しのように続いて起き、最初の岩手沖の地震から最後の茨城沖の地震まで約5分間という長い時間がかかり、M9の巨大地震となりました。きたるべき東海地震も宝永地震のように南海地震と連動して、超巨大地震として起きる可能性を専門家は指摘しています。
 日本で死者が1000人を超す地震に襲われたのは、福井地震(1948年)までの450年間に30回もありました。平均して15年に1回地震があった計算になります。その後阪神淡路大震災(1995年)まで、戦後50年間大地震のない静穏期にあったようです。阪神大震災を境に「日本列島は地震激動期に入った」ことを知るべきです。

参考文献:「巨大地震はなぜ起きる」 花伝社


572号 2011年8月14日

(96)大地震と原発事故C  今後、巨大地震の起きる可能性?

 1995年頃より日本は地震や火山噴火が活発化していますが、主なものは次です。
   1991年  雲仙普賢岳噴火
   1995年  阪神大震災M7.3 
   1997年  川内地震(鹿児島)M6.8
   2000年  三宅島大噴火
   2004年  新潟県中越地震M6.8
           浅間山噴火、新潟県中越沖地震M6.8
   2008年  岩手・宮城内陸地震M7.2
   2009年  駿河湾地震(静岡)M6.5
           桜島噴火
   2011年  新燃岳噴火(鹿児島)
           東北三陸沖地震M9.0

 今回の東北の大地震の特徴は異常と見えるほど余震活動が激しいことです。本震はM9.0の巨大地震のため、余震でもM7以上の大地震が次々と発生、何週間も続いています。いったんM9クラスの巨大地震が発生すると、最大規模の余震が1年以上もたってから起きることもあります。地球科学には「過去は未来を知る鍵」と言われていますが、今回の地震と酷似する2004年スマトラ沖地震が今後の地震の予測につながります。スマトラ沖地震の3ヵ月後の2005年3月、震源域の南方でM8.6の巨大地震が起きています。震源域の拡大は6年後まで断続的に続き、2010年10月M7.7の地震を起こしています。
 今回、東京を襲う巨大地震の可能性も否定できません。昔から地震が多発している東京は、今最も危険な地域です。1603年江戸に幕府が置かれてから400年間、30回近くも震度5や震度6の地震に襲われています。東京付近は3つのプレートが衝突しています。関東から中部地方の地下には太平洋プレートとフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に潜り込んでいます。プレートのどこか1ヵ所が跳ね上がると、それが引き金になって、次々と地震を誘発することがあります。1923年関東大震災発生前の40年間に関東地方全域で中小規模の地震が頻発していました。そして、1922年にM6.8の浦賀水道地震を引き金にするかのように、翌年M7.9の関東大地震が発生しました。
 海域で巨大地震が発生した後、遠く離れた内陸部の活断層が活発化し、M7クラスの直下型地震を誘発した例は、過去にも多数報告されています。今まで江戸・東京を襲った地震は海溝型(プレート境界型)だけでなく、直下型地震もあり、東京を襲う巨大地震の可能性も否定できません。
 海域で巨大地震が発生すると、数ヵ月から数年以内に活火山の噴火を誘発することがあります。江戸時代に1703年元禄関東地震(M8.2)の4年後1707年に宝永地震(M8.6)が発生し、その49日後に富士山の大噴火が起こっています。今回の巨大地震の4日後、3月15日富士宮市で震度6強の地震が発生しました。その後、その一帯で群発地震が始まったので、マグマの圧力が原因となった地震と考えられ、富士山大噴火の予兆だと考える専門家もいます。

参考文献 「巨大地震はなぜ起きる」  花伝社
        「今そこにある富士山噴火・東海・日本大地震」  文芸春秋6月号
        「超巨大地震に迫る」  NHK出版新


576号 2011年9月18日

(97)大地震と原発事故D  大災害に対する備えを!

 専門家は巨大地震が西日本の太平洋沿岸で必ず起きると予測しています。西日本の沿岸に沿った海底に、南海トラフと呼ばれる1000キロメートル以上も続く細長い窪地があります。ここにフィリピン海プレートが沈み込んでおり、三つの区間に分かれた巨大地震の震源域があります。これらは東海地震・東南海地震・南海地震に対応しており、この3つの地震が同時に発生する「連動型地震」が起これば今回のようなM9クラスの巨大地震になり、首都圏から九州までの広範囲に地震と津波の大災害をもたらす可能性があります。南海トラフ沿いの巨大地震は90〜150年おきに周期的に発生しています。安政東海大地震(1854年)からすでに157年が経過しています。地震学者は数年以内、遅くても十数年以内に超巨大地震が起きる可能性を予測しています。
 この西日本大地震が起きれば太平洋ベルト地帯の経済活動を直撃します。また、人口密集地の現在の大都市で巨大地震が発生すると最も悲惨な被害をもたらすものと思われます。特に、政治・経済・文化などすべてが集中し、日本国家の中枢の東京や大阪が壊滅すると日本は国家として機能しなくなる可能性もあります。また日本経済が破綻するだけでなく世界金融危機を招くと予測する専門家も少なからずいます。
 6月10日にNHKTVの「熊本の風」で「熊本の地震・津波の対策の見直し」が放送されていました。熊本には九州最大の活断層の布田川・日奈久断層(全長101km)があります。この断層は南阿蘇村から御船町まで東西に貫く布田川断層から日奈久まで3つの断層で構成されています。これらの断層による地震が連続して起きればM8クラスの巨大地震になる可能性があります。特にこの断層の西側に地震の揺れが激しくなり、沖積平野の上の熊本市は激しい揺れに襲われると思われます。また、地表から見えない無数の断層が全県下にあり、まさに「熊本の地下は地震の巣」とのことです。今年に入り県内でも地震が多くなっていますが、今後熊本に巨大な直下型の地震が起こる可能性があります。その時、熊本は耐震化をしていない木造家屋が多いため被害は甚大になると思われます。
 地球科学的にも日本全土が本格的な変動期に突入したことは間違いがなく、今回のような巨大地震が日本全国どこにでも発生するかもしれません。国・地方問わずすべての機関が危機管理体制を早急に確立し、突然の巨大災害への備えや災害後の対策等々について過去の政策を見直し、新たな施策を直ちに始めなければならないと思います。
 また、小中高の学校の防災教育を常に行い、生徒たちが自らの判断で行動できるようにすること、同時にすべての市民に対する防災教育も必要です。私たち自身も、各家庭での危機管理対策を行ない、突然の大地震発生に備え防災対策を行い、パニックにならないように心の準備をしておきましょう。そして地震直撃で生き残ったあとのサバイバル生活に耐えることができるような準備も必要かもしれません。

参考文献
「巨大地震はなぜ起きる」花伝社
「超巨大地震に迫る」〜日本列島で何が起きているのか〜 NHK出版新書


580号 2011年10月16日

(98)大地震と原発事故E  史上最悪の原発事故による放射能汚染

 3月11日の未曽有の大災害を経験した被災地の人々は、すべてを失い、東北の寒空の下でただ震えるばかりでした。日本のすべての人々は、恐るべき惨状を映像で見て自然に対する畏怖と脅威を感じ恐れおののき、人間の無力さを思い知りました。被災者は少しずつ日常を取り戻しつつありますが、政治家・官僚の動きが悪く、国の支援の手が遅い。国への不信感、怒りは日々に高まっています。
 3月11日の原発事故について研究者も政府も人災と認めています。世界最悪のレベル7の原発事故でありながら、政府・東京電力・原子力の専門家たちは事故を過少評価するための「うそ」をつきつづけています。政府・会社の情報をそのまま発表するだけの大手メディア(新聞やテレビ)からは真実を知ることができなくなっています。3月12日の水素爆発から数日でレベル7に達していたにも関わらず、政府は1ヵ月後の4月12日に「レベル7」と発表しました。政府は事故を「小さく見せよう」とした結果、すぐに避難が必要だった放射能汚染地区の住民は放置されました。
 事故から5カ月もたってから、原発に近い地域での「積算放射線量」が文部科学省から発表されました。「最高で508.1ミリシーベルト!(人体へ影響を与える放射線量のシーベルトは、1年間の被曝の基準は1ミリシーベルト、50ミリシーベルト以上は避難、100ミリシーベルト以上はがん発症率0.5%上昇)」このデータは3月中にでも発表できたのに5ヵ月も遅れたことは、政治家や官僚の責任は重大で、東北・関東に広がる被災国民のいのちと人権に対しての重大な犯罪であると言わざるを得ないと思います。
 7月27日、東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦教授は、参考人として出席した衆院の厚生労働委員会で「放射能の健康への影響」について意見を述べたとき、声を荒らげ、政府や国会の怠慢を激しく非難しています。児玉氏によれば、今回の事故は熱量換算で広島原発の29.6個分、ウラン換算では20個分もの放射能が漏出し、関東・東北に放射能が広がり、空気も水も大地も汚染されています。野菜から始まった農畜産物などへの影響は広範囲に及び、岩手・宮城の東北各県や関東各県で何らかの食品の出荷停止となっています。10万人近くに上るとみられる「原発避難民」は帰郷のメドすら立っていません。現在もなお事故は収束せず、メルトダウンした3基の原発からは放射能は出続けています。政府・東電・メディアはこの放射能汚染の実態を隠そうとしていますが、この放射能汚染のひろがりをみると原発周辺の地域は人間が安心して住めるところではなくなったと言っても過言ではないようです。
(8月26日経済産業省原子力安全・保安院公表「福島放出セシウムは広島原爆168倍相当」)

参考文献
週刊ダイヤモンド「原発」5月21日号 ダイヤモンド社
月刊誌「世界」6月号 岩波書店
別冊宝島「原発の深い闇」 東電・政治家・官僚・マスコミ・文化人の大罪 宝島社


585号 2011年11月20日

(99)大地震と原発事故F  原子力とは何か(1)

 1945年に米国は日本に原爆を投下し数十万人を殺戮し多数の被曝者を生み出しました。今回東電は福島原発事故を引き起こし広範囲の放射能被害をもたらしています。原爆・原発は、ともに原子力のエネルギーを利用していますが、人類を絶滅させるほどの核兵器を米英ロ仏中国インドパキスタンイスラエル等が保有し、世界中で原発が稼働しています。どちらも人類の存亡にかかわる恐ろしい兵器・施設であり、強力な放射能と大量の放射性廃棄物を生み出します。
 原子力とは何でしょうか。私たちが日常的に接しているのは原子ではなく、原子が結びつきあった分子です。生物の細胞やタンパク質、鉄や木材は分子の集まりです。原子は中心にある原子核と、その周りを回っている電子によって構成されています。分子の構成し形づくる化学結合は、原子と原子の間の電子の作用によります。ものが燃えたり、金属がくっついたり、壊れたりする変化は、分子間の化学反応で、電子のさまざまな作用によって起こっています。日常世界は化学的な変化の世界であり、生き物の世界でも同じです。
 原子そのものは1ナノメートル(10億分の1メートル)か、それ以下、つまり、原子のまわりの電子の広がりも1ナノメートルから0.1ナノメートルぐらいです。原子核はさらに小さく原子の10万分の1くらいです。原子核の中身は核子と言い、陽子と中性子が同じ数で非常に硬く結びついています。
 1938年、ドイツのオットー・ハーンらが核分裂という現象を発見し、膨大な核エネルギーの解放と利用の可能性を考えました。ウラン235に中性子をあててこの原子核を揺すると原子核が不安定化して、二つのかけら(ストロンチウムやキセノンなどの死の灰)になり、同時に2個〜3個の余分な中性子とエネルギー(熱)が出ました。この余分な中性子がまた次のウランの核分裂をおこし、核分裂反応が連鎖的に持続的に起こる状態「臨界」となります。1993年9月300日東海村のウラン加工工場で「臨界事故」は1ミリグラムのウランが核分裂反応を起こし大事故になりました。1キログラムのウラン235が燃えたのが広島の原爆です。現代では、はるかに強力な威力を持った核兵器となっています。
 原子核は常に安定しています。原子核のまわりの電子のさまざまな結びつきの変化で、日常生活での必要なエネルギーが、工業的に、また人体の生命活動の中で、生まれたり消滅したりしています。ところが原子核の安定性を崩し、不安定化することで膨大な核エネルギーを取り出したとき、私達の日常生活に脅威になるような現象がそこから起こってくることになりました。まさに「*パンドラの箱」を開けてしまったのです。原子核を不安定化させると、大量の放射性物質「死の灰」という不安定な原子核が出てきて、私たちに死をもたらすほどの悪い影響を及ぼします。これが核反応の本質であり、致命的な欠陥なのです。

参考文献
「原子力神話からの解放〜日本を滅ぼす九つの呪縛」高木仁三郎 講談社+α文庫
*パンドラの箱 
ギリシャ神話でゼウスより「絶対蓋を開けてはならない」と厳命されていた箱をパンドラが蓋を開け、ありとあらゆる厄災が飛び出してきて、火と技術をもっておごり高ぶる人間を懲らしめます。そして「見通し」が全くないまま混乱がひろがっていくばかりとなります。


589号 2011年12月18日

(100)大地震と原発事故G  原子力とは何か(2) 大量に放出された放射能の行方

 今年の3月、地震と津波によってすべての電源が失われた福島第1原発。3月12日1号機建屋の中に溜まった水素による爆発を起こし、14日には3号機建屋、15日には4号機建屋、2号機建屋にも水素爆発が起こりました。これらの一連の爆発は、大量の放射性物質を大気中に放出させました。その結果、一帯を放射能で汚染し、日本全体そして地球規模にも放射能汚染が広がりました。11月25日文部科学省の発表によると、沖縄県を含む45都道府県でセシウムが観測され、福島原発事故で放出された放射性物質が日本全土に降り注いだことが確認されました。事故前には検出されなかった半減期が2年のセシウム134が全地域で見つかったことから、文科省は原発事故からの降下物と判断し、セシウム134と137の降下物の汚染マップを発表しています(朝日新聞11月26日)。気象庁気象研究所などの研究チームは、福島原発事故で大気中に放出された放射性物質(ヨウ素131、セシウム134・137などの核種)は太平洋を横断し約10日間でほぼ地球を1周し、その結果として半分以上は海洋に落下したとするシミュレーションを公表しました(熊日新聞11月17日)。
 もし、水蒸気爆発による圧力容器爆発が起これば大量の高濃度の放射性物質が放出され、急性放射性障害で大勢の人々の命があっというまに奪われる大惨事になるところだったようです。以前、原子力学者瀬尾健氏が福島第1原発6号機の事故をシミュレートしたことがあります。「原発から半径10キロ以内での急性死亡率99%、風向き次第では東京都内での癌死亡者200万人以上、本州のほぼ半分にあたる関東以北は今後人間が住めない土地になる…」。
  原子力専門家の小出裕章氏が述べています。「8ヵ月が過ぎても、1・2・3号機の原子炉内で損傷し溶け出した核燃料が圧力容器や格納容器のどこに、どういう状態で存在するのかさえ東京電力には全くわからない。圧力容器の底が抜けてメルトダウンしているので、とにかく圧力容器に水を入れているだけ。水は格納容器に落ちていくが、そこにはドロドロになった溶融体があり2800度を超える崩壊熱を出しているので、入れた水は蒸気になって噴き出している。溶け落ちた炉心は格納容器を溶かし、原子炉建屋に落ち、さらに建屋の下の地面にめりこんでいっているかもしれない。とにかく蒸発しないように、100度を超えないように水を入れるしかない状態だ。高濃度の放射能の汚染水はたまり、地震で破壊されたコンクリートの裂け目から汚染水はどんどん漏れ出ている。2、3号機はいまだに原子炉建屋の中に入ることすらできない。4号機の中に膨大な量の使用済み燃料が入っている燃料プールを支えている壁や下の階も吹き飛んで、プールが宙ぶらりんになっている。もし、地震などでこのプールが落っこちたらもうおしまい。東京電力は補強工事をしたとしているがどこまでできているか不明。土壌や下水道汚泥から高濃度の放射性物質は処理ができないので、原発近くの広大な土地に集め、核の墓場にするしかない…」

参考文献
・「地震と原発・今からの危機」 宮台真司・飯田哲也・河野太郎他  扶桑社
・「週刊 金曜日 868号」 10月21日 株)金曜日
・「原発・放射能 子どもが危ない」 小出裕章・黒部信一  文春新書


593号 2012年1月2日

(101)大地震と原発事故H  放射能汚染とは?(1)

 原発事故以来、さまざまな情報が公開され原子爆弾や原子力発電の恐ろしさを知ることができ愕然とします。しかし、時の経過とともに、その恐怖感がうすれ、何事もなかったかのような日常生活に戻っていきます。しかし、全国で50以上の原発があり、今はすでに地震活動期であることを忘れてはならないと思います。3.11原発事故以来、放射能汚染が連日報道されています。放射能とは何か、放射能が人体にどのような影響をもたらすのかを述べてみます。
 私たちのからだは、60兆個の細胞が集まってできています。赤血球の寿命は120日、白血球9日、頭髪4年等々各細胞の寿命は異なっていますが、それぞれの細胞には寿命があり、一秒間に約50万個死滅し、約50万個再生すると言われています。すべての細胞の中にDNAがあり、体のすべてのパーツや働きの情報が書き込まれています。直径100万分の1ミリの細胞の中に46本の染色体があり、その中にDNAの糸が対になって、らせん状に巻いて入っています。DNAは、4種類の分子が繰り返し30億個も連なっています。4つの分子は、アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)と呼ばれ、このA、T、G、Cの4文字から3文字を選んで一つの単語をつくり、それらをつなぎあわせて文章を作ります。たとえば、CAT-ATT-CGT-AGT…の情報がタンパク質や酵素を作り、細胞の再生を促し、人間の体をつくり、人間としての働きとなるのです。DNAの中の文章は、RANという分子に読み取られ、体の各部分にDNAの情報が伝えられます。
 放射能を浴びるとどうなるのでしょうか。放射線を出す作用を放射能と呼びますが、放射線は物質を通り抜ける強い力を持っています。放射能を持つ原子は、放射線を出して壊れて別の原子になり、ついに放射線を出さなくなります。原子の集団の半分が壊れる時間が半減期ですが、あとの半分は壊れるまで放射線を出し続けます。ヨウ素131の半減期は8日、ストロンチウム90・セシウム137は30年、プルトニウム239は2万4千年です。放射線には、アルファ―線、ベータ―線、ガンマー線があります。私のからだの細胞は、分子からできていますが、その分子は原子からできていますが、放射線がひとつの原子にあたると、その原子からは電子が大きなエネルギーをもって飛び出します。飛び出した電子は、いく先々で無数の分子にぶつかって、エネルギーを少しずつ分け与えていきます。エネルギーを受け取った分子は、興奮状態になり、電子が飛び出します。電子を失った原子を電離原子と呼びますが、放射線の影響のほとんどが、からだの中に生じた電離原子による複雑な化学反応の結果引き起こされるものです。
 人間が短時間に強い放射能をあびると、吐き気、だるさ、血液の異常、消化器障害などがあらわれ、死ぬ人もいるでしょう。弱い放射能を浴びても病気をもたらします。放射線はDNAに傷をつけたり、切断したりして、突然変異を引き起こし、細胞がガン化したりその他の病気になることもあります。
参考文献
「いのちと放射能」 柳澤桂子  ちくま文庫
「放射線の話」   大朏博善  WAC BUNKO


597号 2012年2月19日

(102)大地震と原発事故I  放射能汚染〜被ばくとは?〜

 「知らぬが仏」ということわざがあります。本来の意味は「真実を知れば、心配したり、悲しんだり、腹を立てたりするが、知らずにいれば仏のような平静な心でいられること」のようです。しかし、今の時代は「知らぬが仏(死人)」かもしれません。なぜならば、さまざまな出来事の真実を知らないで生きていると、いつのまにか病気になり、ほんとうに仏(死人)になる時代だからです。
 原発事故の情報をブログで発信している方が熊本市内におられます。インターネットで「院長の独り言」を検索してみてください。彼は東大工学部卒業後、東電に入社、福島第二原発に5年、本店原子力技術課安全グループに2年の勤務後退職、熊大医学部に入学し卒業後、熊大附属病院勤務、現在市内で開業しています。彼はブログをたびたび更新していますが、多い日は何と50万のアクセスがあります。熊本県の人口180万人より多い人々がこのブログをみているのです。公開されている様々な情報(1、3号機の爆発の動画や放射能汚染問題など)も発信しています。皆様もぜひともご覧ください。
 放射能汚染について少し述べてみます。福島原発事故後、政府や電力会社は、膨大な量の放射能汚染の拡大があるにも関わらず、その事実の公表を遅らせ、放射能の人体への影響について本当のことを言っていません。そして、御用学者がさかんにテレビや新聞で放射能安全論を展開しています。しかし、ヒロシマ・ナガサキ原爆による放射能の健康被害、被ばく大国アメリカの実態(後述)、劣化ウラン弾が使用されたイラク・ボスニアの放射能汚染と健康被害などの事実から放射能汚染の恐ろしさを知ることができます。
 「被ばく」とは、放射線《高速で発射される物質:アルファ線(ヘリウム原子核)とベータ線(電子)とガンマ線(高エネルギーの光)》を浴びることを言います。放射線による被害を考える場合、放射線がからだを貫通する「体外被ばく(直接被ばく)」と、放射性物質が鼻・口・皮膚から体内に入り、長期にわたって体内から放射し続ける放射線による「内部被ばく」があります。放射線は、物質を構成する原子の電子を吹き飛ばすことがあり、これを「電離」と言います。アルファ線とベータ線は高密度で電離を行い、内部被ばくでは大きな被ばく被害を与えます。ガンマ線は透過性が大きいので、体外被ばくが主です。低線量の放射線でも、からだに取り込まれると細胞に大きな変化をもたらします。なぜなら、細胞近くで発射される放射線は巨大なエネルギーを持つからです。生命活動を作り出す細胞内の活動は、酸素(O)・水素(H)・窒素(N)・炭素(C)など多数の分子が行う化学反応によって維持されていますが、そのエネルギーはすべて電子ボルトという単位(0.25〜7.9電子ボルト)です。これに対して、放射性物質は100万倍のメガ電子ボルト(アルファ線は420万電子ボルト)の巨大なエネルギーを至近距離から発射するため、低線量放射線でも、重大な障害をひきおこすのです。

参考文献
「内部被曝の真実」 児玉龍彦  幻冬舎新書
「内部被曝の脅威〜原爆から劣化ウラン弾まで〜」 肥田舜太郎・鎌仲ひとみ  ちくま新書


601号 2012年3月18日

(103)大地震と原発事故J  放射能汚染 〜内部被ばくの恐ろしさ1〜

 世の中にはわからないことがたくさんあります。宇宙やミクロの世界でも、人間がわかっているのはごく一部にすぎません。原子やDNAに関しても、まだまだ人間の理解できないことが多いようです。放射線による内部被ばくについても、同じです。核兵器保有国や原発推進国の日本政府そして電力会社は「科学的な根拠がない」として認めていないようです。したがって国や企業のメディア戦略により、内部被ばくへの無知と無理解と無関心が一般的な世論の流れになっています。しかし、内部被ばくは静かに進行中の現実の大きな問題です。
 除染(身体などに付着した放射性物質を除去すること)をしても、放射能は消えないので放射能汚染は続きます。内部被ばくの人体への悪影響を真剣に考えると福島原発周辺の放射能汚染地区では生活することはできません。
 内部被ばくとは次の通りです。放射性物質の微粒子が空中や水中に浮遊し、また食物に取り込まれ、人間の呼吸、飲水、食事を通じて体内に摂取されます。そして放射性物質は放射線を発しながら肺と胃から血液に運ばれ、全身のどこかの組織に沈着し、アルファ線、ベータ線などを長時間、放射し続けます。そのため、体細胞が傷つけられて慢性の病気や癌をゆっくり進行させ、生殖細胞が傷つけられると子孫に遺伝障害を残します。内部被ばくでは、放射線が低線量(微量)でも重大な被害が起こるのです。
 人類史上最大の人体実験とも言われる広島・長崎の原爆被災による被ばく、戦後の核開発での研究者・工場労働者の被ばく、劣化ウラン弾による被ばく、チェルノブイリ原発事故による被ばく、世界中の原発周辺の放射能の環境汚染による地域住民の被ばく等々、今日まで全世界で膨大な数の被ばく者が増え続けています。これらの多くは内部被ばくが原因です。ヒロシマ・ナガサキ原爆でも、爆発時の熱線・爆風と強力な放射線による外部被ばくで約20万人が即死の状態で亡くなり、その後も内部被ばくも加わり、さまざまな病気になり亡くなっています。そして67年たった現在でもなお“原爆病”で苦しまれています。福島原発事故による放射能の広がりが、今後どのような健康被害をもたらすかはわかりません。しかし、政府は今後30年間、福島県では健康調査を行う予定です。政府も内部被ばくについて苦慮していると思われます。政府は内部被ばくの恐ろしさをもっと国民に伝えるべきだと思います。

参考文献
「内部被曝の真実」  児玉龍彦 幻冬舎新書
「内部被曝の脅威〜原爆から劣化ウラン弾まで〜」  肥田舜太郎・鎌仲ひとみ ちくま新書
「放射性物質の正体」  PHPサイエンス・ワールド新書