ワンネス 1040号  2022/08/28発行

待ちに待ったぶっくる公演
人形劇ぶっくる20周年記念公演

 菊陽町図書館(相馬館長)を拠点として活動する人形劇ぶっくる(渡邉代表)の20周年記念公演が7月31日(日)、菊陽町図書館ホールで開催され、たくさんの来場者が人形劇の世界を楽しみました。
 2003年1月に発足した人形劇ぶっくるは、人形や大道具などすべてがメンバー手作り。同年11月には旗揚げ公演として、菊陽町の昔話「戸次の大助どん」を公演。ぶっくるのキャラクター「ぶっちゃんとくるちゃん」も誕生しました。2016年の熊本地震では道具を収納していた倉庫が半壊したり、2020年はコロナウイルス感染拡大防止のため公演中止や翌2021年には無観客公演となり、DVDを作成しました。
 発足20周年を迎えた今回の公演は、日本の昔話「はなさかじい」です。来場者はお話の展開にワクワクドキドキしながら人形劇を鑑賞しました。また、楽しいお歌のコーナーもあり「おにのパンツ」や「手のひらを太陽に」など、人形たちが音楽で楽しませてくれました。
 渡邉代表は「多くの皆様のご支援で20周年を迎えることができ感謝致します。記念公演では、子ども達の輝く笑顔が私達に、まだまだ人形劇をいっぱい見たいと言っているように感じました。これからも昔話を人形劇で伝えて行きたいと思っております」と話されました。

 

 


たくさん並びました!
もったいないリサイクルバザーと手作り展

 あさひヶ丘区にあるギャラリー「クロストークL&E」で7月8日(金)〜11日(月)の4日間、「もったいないリサイクルバザーと手作り展」が行われました。
 会場には、まだまだ使える衣類や陶器、靴、タオル、バック、ポーチなどの小物入れ、コースターやアクセサリー、イス、竹で作ったざるや篭などの手作り品が多数展示販売されました。また、会場ではコロナ感染対策も行われ、入場時には検温やマスク着用を徹底し1時間ごとにアルコール消毒も行いました。
 来場者は「久しぶりの開催ですね。色々な作品やリサイクル品があり、楽しくお買い物をすることができました」と話されました。

 

 



ウクレレの
  もう1つの楽しみ方A

下津久礼区  河野 浩さん

 今回はお持ちのウクレレを「ボディへの加工なし」に、一瞬&安価に「簡易エレアコ化」する方法をお話しします。
 ウクレレの生音量は小さいので聴衆が多い環境では通常「マイク&スタンド」を使用しますが、写真のように市販のチューナー用「コンタクトマイク」でウクレレのヘッド部を挟み込み反対側のジャックをアンプに繋げば「なんちゃって!エレアコ」が実現します。さらに小型モバイル・アンプの使用で「家レレ(屋内)・外レレ(屋外)」に関わらず「どこでもレレ・ステージ」に早変わりです。
 「コンタクトマイク」は街の楽器店(2,200円程度)やネット通販(1,500円前後)で入手できます。

『ウクレレのもう一つの楽しみ方@』は、1032号に掲載。

 

  

 

 


  碓井秀典(東京都港区在住 原水出身)

 

(31)狼講釈

 「狼講釈」は、「五目講釈(東京にはこの名前の噺が有り)モノ」の一つで、よく知られている講釈のサワリの部分を支離滅裂に並べて煙に巻く噺です。覚えるのも大変でしょうが、まず息が続かないと。

 露の新治は、存命の落語家の中で私が一二に挙げる噺家です。大阪が拠点なので東京では中々聴けません。2回チケットを取ったことがあるのですが、コロナ禍のために2度とも中止になり、残念な思いをしています。大阪に行けば済む話なのですが、お金をかけて行くのならいい演題に当たりたいと、チェッしてるだけで、ナマ新治は未経験です。ネットにも少なく、「千早ふる」「中村仲蔵」「動乱の幸助」…など紹介したいのですが、上がってないので今回は「狼講釈」を。「なんだ間に合わせか」と思ってはいけません。これも削除される可能性が高いので、ぜひお聴き逃しなく。 ※森元総理のくだりは「フーアーユー捏造報道」で検索すると真実がわかります。謝罪しなければならない人がいるみたいですね。


  保護司会菊陽支部長 熊谷和信

(7)保護司のやりがいって何?


大津町・西原村・菊陽町3町村の保護司21名

 日本の保護司制度は、130年以上の歴史があり、罪を犯した人を隣人として受け入れ、やむなく非行や犯罪に走った人の立ち直りを支え指導し、励ます役割を担っています。つまり、私たち保護司は再び非行や犯罪に陥るのを防ぐ「更生保護」活動を行い、地域社会の一員として暮らせるよう支援すること。そのことを目標としています。
 「更」と「生」を組み合わせると「甦」という文字になります。これは、正に「甦る(よみがえる)」ということです。
 更生保護の活動は、あまり目立たない活動として長年行われてきたきらいがあります。しかし、現代は誰一人取り残さない社会づくりが提唱され、たとえ過ちを犯しても「人は変われる」を信じて、地域社会の一員として立ち直ってもらう。それが私たち保護司の使命でもあります。
 こうした彼らの人生の転機に係ることが、保護司のやりがいだと強く感じています。


  神田みゆき

(29)SDGs 3  全ての人に健康と福祉を@

 NPO法人SDGs Association熊本代表理事 熊本県地球温暖化活動推進センター 代表
 Universe Quest代表の神田みゆきです。
 今回はSDGs3について皆様と一緒に考えていきたいとと思います。
 みなさんは、生まれた子どもたちの中で、5歳の誕生日を迎えることができない子どもは何人いると思いますか?正解は…

 この数字をどのようにご覧になりますか?このような事実も踏まえ、SDGs3には、「あらゆる年齢の全ての人が健康で安心して満足に暮らせるようにする。」という目標が掲げられたわけです。
 さてここで、「健康」とはどのような状態のことをいうのでしょうか?
 WHO(世界保健機関)では以下のように定義づけられています。

 肉体的?精神的?社会的?健康の前に言葉が付いています。それぞれは以下のような意味になるそうです。

  肉体的健康…身体が元気
  精神的健康…心も安定して穏やか
  社会的健康…みんなの持っている力を社会や学校や家庭生活で、十分に発揮できること
 

 つまり、身体が元気というだけではなく、心も元気で、しかも社会とのつながりを持ちながら自分らしく生きていくことも含まれるようです。調べてみると、健康の語源はギリシャ語のようで、何やら、「総合的なもの」という意味があるようです。

 それでは、健康を維持するにはどうしたらいいのでしょうか。次回も引き続き、「健康」というテーマでお届けしていきます。


  自家焙煎珈琲しゃらん  舩元 優二

(63)珈琲だけの店 カフェ・ド・ランブル

 東京都中央区銀座8−10−5 新橋駅から徒歩4分のところに立地。1948年(昭和23年)関口 一郎氏開業(2018年3月17日、103歳で死去)
 現在、甥御さんの林さんが後継者として営業中。東京を焼け野原にした戦争が終わってからたった3年後の開業でした。日本中のコーヒー好きが尊敬してやまないコーヒー界のレジェンド。コーヒーの神様と言われ、日本国内の自家焙煎店はもとより、諸外国からも親しまれていました。
 生のコーヒー豆を10年以上熟成させてから焙煎する、オールドコーヒーを確立した人であると知られ、また、今日まで語られています。抽出方法は、ネルドリップです。コーヒーのまろやかさと奥深さを強調した味になります。今から、約12年前に夫婦で来店しました。入口からレトロ感たっぷりのお店で、関口さんは、お店の片隅で熱心に焙煎後の豆を点検しておられました。次から次へと外国人の方が入店し、店内はとてもグローバル感がありました。まるで、外国のカフェにいるみたいで、理解できない言葉があっちこっちで飛んでいました。店員と相談して、頼んだ一杯のコーヒーの味、名前はもう忘れましたけど、衝撃でした。さほど大きくない渋いコーヒーカップに、ものすごい深いコーヒーが注がれていました。胃にグイっとくる刺激、苦みがやや多めで、酸味はほんの香るくらいでした。オールドビーンズの珈琲は、独特の深みというか、熟成を感じさせる味わいで、他の店ではとても味わうことができない貴重な体験でした。帰り際に、関口氏から「長い期間寝かせたのだけど、全然おいしくならなかった豆があって、しゃくだから捨てもせず、放置していた。その豆を5年後に不意に発見、飲んでみるとこれが美味かった。珈琲豆は不思議なものである。豆の種類、期間によって全く味が変わってきます」という話が聞けた。最後に、店舗入り口のカフェ・ド・ランブルの看板を横にして3人で記念撮影をして、お店を後にしました。


  (59)